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[新製品・サービス]

AOSデータ、クラウド型のAI-OCRサービス「AIパピルス」を提供、使い勝手に注力

2021年8月17日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

AOSデータは2021年8月17日、AI-OCRサービス「AIパピルス」を発表した。ディープラーニング(深層学習)を活用しており、手書き文字を認識するほか、非定形文書のレイアウトを認識して文字認識も行える。操作性に注力し、抽出したい位置や範囲を自由に指定できる。価格(税別)は月額3万円から。

 AOSデータの「AIパピルス」は、クラウド型AI-OCR(光学文字認識)サービスである(画面1)。帳票の画像ファイルをアップロードすることで、帳票から抽出したテキストデータを得られる。ディープラーニング(深層学習)を活用しており、手書き文字を認識するほか、非定形文書のレイアウトを認識して文字認識も行える。請求書、契約書、企画書など各種の帳票を電子化する。日本語、英語、韓国語を同時に認識できる。

画面1:AIパピルスの画面。読み取り箇所をマウスなどで設定できる(出典:AOSデータ)画面1:AIパピルスの画面。読み取り箇所をマウスなどで設定できる(出典:AOSデータ)
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 銀行書類のように項目を書き込む場所が決まっている定型文書だけでなく、契約書などのようにレイアウトが複雑な非定形文書も、文書のフォームを認識して分類し、文字を認識する。傾斜文書や枠からはみ出た文字がある場合も、前処理機能を使って文字を認識する。自然言語処理により、誤字や誤認識の補正もできる。認識率が低い文字も繰り返し学習することで認識率を高められる。

 使い勝手に注力している。専門知識を持たない社員でも容易に読み取り設定が行える。帳票の画像から文字領域を自動で認識するほか、抽出したい位置や範囲をユーザーが自由に複数指定できる。手書きの帳票も、事前に枠だけのフォーマットをスキャンして認識させることによって、項目を自動で認識できる。社員は、目で見て枠をマウスでつまんで広げるなど、直感的な操作で読み取り方法を設定できる。

 テキスト情報はCSV(カンマ区切り形式)データとして出力できるので、他のシステムに取り込んで活用しやすい。また、AOSデータでは、会計ソフトウェアや請求書発行システムなど、他のシステムとAI-OCRを連携させたシステム構築も請け負う。

月ごとの利用量に応じて、3つのプランを用意

 月ごとの利用量に応じて3つのプランを用意した。最低契約期間はいずれも3カ月。価格(税別)は以下のとおりである。

 「Start」プランは、月額3万円で、初期費用が0円。基本料金内で6000項目まで読み取り可能。6000項目を超えた場合は従量課金で、文字/数字ありの項目は3円、空白などは3円。

 「Standard」プランは、月額10万円で、初期費用が20万円。基本料金内で7万5000項目まで読み取り可能。7万5000項目を超えた場合は従量課金で、文字/数字ありの項目は1円、空白などは0.5円。

 「Business」プランは、月額20万円で、初期費用が20万円。基本料金内で30万項目まで読み取り可能。30万項目を超えた場合は従量課金で、文字/数字ありの項目は0.5円、空白などは0.1円。

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AOSデータ / AI-OCR / AIパピルス / 帳票

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