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野村総合研究所、量子アニーリングクラウド「Fixstars Amplify」のSIを提供

Python SDKを介して5社のイジングマシンを実行可能

2021年8月31日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

野村総合研究所(NRI)は、フィックスターズとパートナー契約を締結し、量子アニーリングクラウド「Fixstars Amplify」を活用したSIサービスの提供を開始する。Fixstars Amplifyは、各社の量子アニーリング/イジングマシンをSDKを介して実行するクラウドサービス。NRIは、SI事業を介して量子アニーリング/イジングマシンの実社会での運用を推進する。フィックスターズが2021年8月31日に発表した。

 フィックスターズの「Fixstars Amplify」は、SDK(ソフトウェア開発キット)により各社の量子アニーリング/イジングマシンを実行するクラウドサービスである。企業は、量子コンピュータを活用したシステムの開発・運用基盤として利用できる(図1)。

図1:量子アニーリングクラウド「Fixstars Amplify」の概要(出典:フィックスターズ)図1:量子アニーリングクラウド「Fixstars Amplify」の概要(出典:フィックスターズ)
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 野村総合研究所は今回、Fixstars Amplifyを運営するフィックスターズとパートナー契約を結び、Fixstars Amplifyを用いたSIサービスの提供を開始する。SI事業を通じて、量子アニーリング/イジングマシンの実社会での運用を推進していくとしている。

 量子アニーリング/イジングマシンは、組み合わせ最適化問題を高速に解く特性を持っている。金融業界のポートフォリオ最適化や輸送業界の配送計画最適化、エッセンシャルワーカーの高速なシフト調整などの用途に向く。

 Fixstars Amplifyでは、以下の5種類の量子アニーリング/イジングマシンの実行をサポートしている。

  • フィックスターズのGPUアニーリングマシン「Fixstars Amplify Annealing Engine」
  • カナダD-Wave Systemsの「D-Wave 2000Q/D-Wave Advantage」
  • 東芝デジタルソリューションズの「シミュレーテッド分岐マシン(Simulated Bifurcation Machine)」
  • 日立製作所の「CMOSアニーリングマシン」
  • 富士通の「デジタルアニーラ」

 ユーザーはPython言語用のライブラリ「Amplify SDK」を用いて、上述の5種類の量子アニーリング/イジングマシンを実行できる。ライブラリはC++(コア機能)およびPython(インタフェース)で実装してあり、各種OS環境(Windows 10、macOS、CentOS 7/8、Ubuntu 16.04/18.04/20.04)で動作する。

 Fixstars Amplifyの料金は、商用利用の場合、フィックスターズのGPUアニーリングマシン「Fixstars Amplify Annealing Engine」の利用を含めて月額10万円から。研究や開発の用途は無料。フィックスターズ以外の量子アニーリング/イジングマシンを利用するためには、各社とのマシン利用契約が別途必要になる。

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