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Offisis、電子割符を用いた情報漏洩対策ツール「DR.REMOTE」に15GBまでの無料プラン

2021年10月20日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Offisisは2021年10月20日、情報漏洩対策ツール「DR.REMOTE」に無料プランを新設したと発表した。DR.REMOTEは、ファイルを複数の欠片に分割して保存する電子割符の仕組みで機密データの漏洩を防ぐ。今回、プランを刷新し、保存容量15GBまで無料で利用できる「スタートプラン」を新設した。上位の「スタンダードプラン」(保存容量5TB)の価格(税込み)は1アカウントあたり月額600円。別途、データ保管先のクラウドストレージ(Amazon S3)の契約が必要となる。

 Offisisの「DR.REMOTE」は、ファイルを複数の欠片に分割して保存する電子割符の仕組みによって機密データの漏洩や消失を防ぐ情報漏洩対策ツールである(図1)。

 電子割符は、分割した個々の欠片が漏洩しても、分割前の元データを復元できないようにする技術。データの冗長性を備え、システム障害などで一部の欠片が失われても、残りの欠片を使って元データを復元できる。電子割符の実装としては、グローバルフレンドシップ(GFI)が開発した技術を利用している。

図1:電子割符を採用した「DR.REMOTE」の利用イメージ(出典:Offisis)図1:電子割符を採用した「DR.REMOTE」の利用イメージ(出典:Offisis)
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 DR.REMOTEの利用にあたっては、あらかじめクラウドストレージの「Amazon S3」の契約が必要になる。DR.REMOTEのアカウントを作成後、DR.REMOTEのソフトウェアをダウンロードしてWindows 7/8/10にインストールする。DR.REMOTEは、元のファイルを5つの欠片に分割し、それぞれをAmazon S3に保存する。データを保存先となるAmazon S3のリージョンは、ユーザーが指定できる。

 Windowsのエクスプローラのようなフォルダ/ファイル操作のUIが特徴である。新規にファイルやフォルダを作成すると、バックエンドで自動で割符化し、5つに分割してAmazon S3上に保存する。Windows上の既存のフォルダやファイルをDR.REMOTEに移動させることもできる。移動したフォルダやファイルは元の場所からは消えてなくなり、DR.REMOTEのUI上で確認できる(画面1)。

画面1:「DR.REMOTE」のファイル管理画面(出典:Offisis)画面1:「DR.REMOTE」のファイル管理画面(出典:Offisis)
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 今回、保存容量15GBまで無料で使える「スタータープラン」を新設した。15GBを超えるデータを保存したい場合は、保存容量5TBの上位プラン「スタンダードプラン」を選ぶことになる。スタンダードプランの価格(税込み)は、1アカウントあたり月額600円。保存容量5TBを超えるデータを保存するニーズに対しては、保存容量が応相談となる最上位プラン「プレミアムプラン」を用意している。

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