[市場動向]

CTCとBIRD INITIATIVE、デジタルツイン製品・サービス事業で協業

2021年11月4日(木)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とBIRD INITIATIVEは2021年11月1日、デジタルツイン分野で協業すると発表した。「Intelligent Twin事業」の名称で、AIとシミュレーション技術を組み合わせたデジタルツイン製品・サービスの提供を目的とする。2022年1月の商用化を目指す。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)とBIRD INITIATIVEは、デジタルツイン分野で協業する。BIRDが持つAI技術と、CTCのシミュレーションおよびシステム構築技術を組み合わせて、少ないデータでも正確に現実を再現し、未来予測、最適解を導き出すデジタルツインの製品・サービスを共同開発する(図1)。

図1:「Intelligent Twin事業」の概要(出典:伊藤忠テクノソリューションズ、BIRD INITIATIVE)図1:「Intelligent Twin事業」の概要(出典:伊藤忠テクノソリューションズ、BIRD INITIATIVE)

 AIがデータの特性を学習することで、現実を正確に再現した仮想空間をすばやく立ち上げられるとしている。「仮想空間上では、各種のパラメータを調整しながらシミュレーションを実施することで工場において最も適した生産計画などを事前に検証できる。検証結果を現実にフィードバックすることで、分析にかかる時間を短縮できる」(両社)。

 BIRD INITIATIVEはNEC、大林組、日本産業パートナーズ、ジャパンインベストメントアドバイザー、CTC、東京大学協創プラットフォーム開発の出資で2020年9月に設立した企業である。課題や技術を産官学で持ち寄って研究開発を行う共創型R&Dを推進し、デジタル技術に関連する研究開発、受託研究、コンサルティング、投資などの事業を行っている。

 一方のCTCはSIベンダーとして、製造業における生産ライン、物流センターの人員配置、交通シミュレーションなどの分野で実績を持つ。BIRD INITIATIVEと共同で取り組んだ生産ラインにおけるデジタルツインの実証実験では、投資効果の検証にかかる時間を92%短縮したという。

 協業の背景として両社は、IoTセンサーから得た大量のデータを基に現実の環境をコンピュータ上に再現するデジタルツイン技術の注目の高まりを挙げている。「一方で、データが不足する場合は、現実を正確に再現した環境が実現できず、予測精度が低下する傾向にある」(両社)。

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