日本オラクルは2021年11月10日、ITコンサルティングサービス「Data Driven Digital Transformationスタートアップ・サービス」を提供開始した。ユーザーのビジネスバリューチェーンを理解した上でデータの鳥瞰図を作成し、データドリブン型のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する。データ活用戦略の策定からデジタル技術の実装まで約3カ月で行うとしている。
日本オラクルの「Data Driven Digital Transformationスタートアップ・サービス」は、データドリブンとデジタルトランスフォーメーション(DX)をテーマに製品やサービス、ビジネスモデルの変革を支援するコンサルティングサービスである。同社がユーザーの経営層との対話を通じて得た、業務とITのコラボレーションや業務プロセス改善によるITの有効活用といった、DXのための課題解決を支援する。「約3カ月でユーザーのDXの具現化と成功実績を導き出す」(同社)としている。
同サービスは、基幹システムの導入・運用の支援実績を持つ日本オラクルのコンサルティング部門が提供する。企業が持つべきデータや価値についての知見とノウハウを活用し、変化の激しいビジネス環境における競争優位を確立するビジネスとITの融合を図る。
サービスの主な内容として以下を挙げている。
- ビジネスバリューチェーンの理解
ユーザーと日本オラクルが、ビジネスバリューチェーンと競争優位性を理解する。 - データ鳥瞰図作成
ビジネスバリューチェーンを元に、競争優位性の源泉となるデータ鳥瞰図を作成する。 - データ利活用ディスカッション
データ鳥瞰図を使いながら、業務ユーザーとIT組織でワークショップを実施し、データを活用するための戦略を策定する。 - デジタルテクノロジーラボの実施
データ活用戦略に基づいて日本オラクルのコンサルタントがOracle Cloudで実装する技術を体験する場を提供する。