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日立ソリューションズ、“セルフマネジメントと支え合い”が特徴のHCM「リシテア/従業員エンゲージメント」

2021年11月26日(金)IT Leaders編集部

日立ソリューションズは2021年11月25日、クラウド型HCM(人事・人材管理)アプリケーション「リシテア/従業員エンゲージメント」を発表した。同年12月1日から提供する。従業員自身が改善計画を作成・実行する仕組みなど、仕事の取り組み方をセルフマネジメントできる点が特徴である。価格は個別見積もりで、参考価格(税込み)は月額15万円(100人利用時)から。

 日立ソリューションズの「リシテア/従業員エンゲージメント」は、クラウド型人事・人材管理アプリケーションである。特徴は、従業員自身が改善計画を作成・実行する仕組みなど、仕事の取り組み方をセルフマネジメントできる点にある(図1)。

 同サービスの開発にあたって、従業員と職場組織の活性化に関する研究・実践に携わる、慶応義塾大学 総合政策学部教授の島津明人氏との共同研究を実施している。その成果を基に、従業員がサーベイ結果の確認から課題の発見、改善計画の作成、実行までをセルフマネジメントで実施できる仕組みを提供する。

図1:サービスの概要イメージ(出典:日立ソリューションズ)図1:サービスの概要イメージ(出典:日立ソリューションズ)
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 日立ソリューションズは、一般に従業員エンゲージメント(会社や組織のビジョン・目標達成に向けて、自発的な貢献意欲を持ち、主体的に取り組めている状態を表した指標)を向上するための施策やその改善は職場の管理職に委ねられているが、「この業務負担が障壁となって、継続的な取り組みとなりにくい」(同社)という課題があると指摘。そこで、同サービスでは、改善の取り組みを職場のメンバーと共有して、互いにコメントや励まし、賞賛ポイントをやり取りできるような工夫を凝らしたという(画面1)。

 「楽しく競い合いながら、従業員エンゲージメント向上のPDCAサイクルを回すことができる。改善プロセスや職場の仲間による評価が可視化されるので、従業員の生産性向上のほか、目標管理やジョブ型人材管理における自律的なキャリア形成にもつなげられる」(同社)。

画面1:職場の仲間と共有する画面イメージ(出典:日立ソリューションズ)画面1:職場の仲間と共有する画面イメージ(出典:日立ソリューションズ)
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 同サービスの利用イメージを示している。従業員は、サーベイ結果から自身のの課題や悩み事を解決するための「仕事のやり方の工夫」「周りの人への工夫」「考え方の工夫」に関する計画を作成する。これらの工夫を実践して日々の業務を振り返り、次に生かすための改善点などをシステムに登録していく。毎月達成度を振り返り、次の改善計画につなげる。

 改善計画や日々の振り返りは、職場のメンバーに共有され、各人の工夫や目標を相互確認することができる。ポイントやコメントを送って励まし合う機能も備えている。「職場のコミュニケーション活性化を促し、従業員はモチベーションを維持し楽しみながら自己学習を継続できる。これにより、管理職は職場管理の負荷を軽減できるうえ、可視化された改善プロセスや職場の仲間による評価を活用することができる」(同社)。

 サービス提供の背景として同社は、リモートワークが普及する中で、仕事のやり方を職場で丁寧にマネジメントすることができず、従業員エンゲージメントの低下や離職率の増加といった課題が生じていることを挙げる。

 「職務・役割を明確にして成果を評価するジョブ型人材管理の導入を検討する企業も増える中、人事部門や職場の管理職による働きかけではなく、従業員自身が仕事を働きがいのあるものへと主体的に変えていくことが重要になっている」(同社)。

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