[事例ニュース]

住友生命、給付金請求にAI-OCRを導入、診療明細書や領収証の記載内容を自動で読み取り

請求手続きを簡素化するとともに支払事務を効率化

2022年1月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

住友生命保険は、給付金の請求・受領プロセスにAI-OCR(光学文字認識)システムを導入する。給付金の請求に必要な診療明細書や領収証の記載内容をAI-OCRで読み取る仕組み。これにより、給付金請求手続きの簡素化、支払事務の効率化、給付金の着金早期化を狙う。AI-OCRエンジン「Flax Scanner」を提供したシナモンが2022年1月6日に発表した。

 住友生命保険は、給付金の請求・受領プロセスにAI-OCRシステムを導入する(図1)。給付金の請求に必要な、診療明細書や領収証の記載内容を、AI-OCRで読み取る仕組みである。これにより、給付金請求手続きの簡素化、支払事務の効率化、給付金の着金早期化を狙う。AI-OCRエンジンにはシナモンの「Flax Scanner」を利用する。

図1:給付金の請求・受領プロセスをAI-OCRで簡素化・効率化した様子(出典:シナモン)図1:給付金の請求・受領プロセスをAI-OCRで簡素化・効率化した様子(出典:シナモン)
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 まず、顧客(給付金の請求者)の手続きを簡素化する。住友生命ホームページの「お客さま専用ページ」や営業職員のタブレット端末を通じた給付金請求プロセスにおいて、医療機関が発行した診療明細書を撮影してアップロードする。これにより、入院期間や手術名などの情報をAI-OCRで読み取る。読み取った情報を顧客のPC/スマートフォンに反映する機能を搭載しており、請求情報の入力にかかる負担を軽減する。

 さらに、紙の書類を用いた給付金の請求においても、住友生命側でスキャンした診療明細書や領収証をAI-OCRで読み取る。これにより、これまで人手がかかっていた入力事務を削減する。

 なお、シナモンによると、AI-OCRエンジンであるFlax Scannerは、医療機関ごとに異なる診療明細書のフォームや内容を読み取れるとしている。

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