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三井不動産、商業施設の運営システムをクラウドに移行、バッチ処理時間を半分に

2022年4月11日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

三井不動産は、三井アウトレットパーク、三井ショッピングパークららぽーとなどの商業施設の運営管理を担う基幹システムを、パブリッククラウドのOracle Cloudに移行した。バッチ処理時間が以前の335分から162分へと約50%短縮した。DR環境との切り替えに要する時間は240分から175分へと約1時間短縮した。コストは、オンプレミスと比べて5年間のTCOで約30%の削減効果を見込む。日本オラクルが2022年4月11日に発表した。

 三井不動産は、三井アウトレットパーク、三井ショッピングパークららぽーとなどの商業施設の運営管理システムを、オンプレミスからパブリッククラウドのOracle Cloudに移行した。同システムは、商業施設の出店者契約や工事、施設管理などを担っている。商業施設本部や出店者など、3300人の業務ユーザーが利用している。

 2020年9月に設計を開始し、インフラ環境の構築、データベースおよびアプリケーションの移行、稼働検証などの工程を経て、2021年10月にOracle Cloudへの切り替えを完了した。クラウド移行の技術検証(PoC)、Oracle Cloudの導入、移行支援は、システムエグゼが実施した。

 移行でパフォーマンスが向上した。バッチ処理に要する時間は、以前の335分から162分と約50%短縮した。Oracle Exadata Cloud Serviceにより、データベースのリストアも高速化した。DR(災害時復旧)環境との切り替えに要する時間は、240分から175分へと約1時間短縮した。

 コスト面では、オンプレミスで構築した場合と比べて、5年間のTCOで約30%の削減効果を見込む。運用面では、5年ごとのハードウェア保守切れにともなうマイグレーションのストレスから解放された。運用面では、Oracle Log Analytics Cloud ServiceとOracle Infrastructure Monitoring Cloud Serviceを導入し、システムの稼働状況を把握できるようにした。トラブル発生時には、被疑箇所の特定のためにベンダーに問い合わせることなく、自ら確認できるようになった。

 パブリッククラウドの選定にあたっては、既存の環境と同等の性能を維持すること、DR環境の移行にあたって国内2拠点での運用が可能であること、極力自社で資産を保有せずに済むこと、などが要件だった。当初は、他のクラウドサービスへの移行を検討したが、移行対象システムで利用していたOracle Real Applications Clusters(RAC)と同等以上の性能と可用性を担保するためには、大規模な改修が必要だった。

 システム検討中の2020年2月、日本オラクルはOracle Cloudの大阪リージョンを開設した。これにより、国内2拠点で運用するという要件を満たしたことから、オンプレミス環境と同様にOracle RAC構成が可能なOracle Cloudを選んだ。基本性能の維持から付帯サービスの稼働に至るまで、約半年をかけて検証して選定した(関連記事日本オラクル、Oracle Cloudデータセンターの大阪リージョンを開設、東京とのDR構成が可能に)。

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