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日本オラクル、Oracle Cloudデータセンターの大阪リージョンを開設、東京とのDR構成が可能に

2020年2月3日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本オラクルは2020年2月3日、Oracle Cloudの稼働基盤であるデータセンターについて、東京リージョンに次ぐ国内2拠点目となる大阪リージョンを新たに開設し、運用開始したと発表した。東京リージョンと同様に、「Oracle Autonomous Database」から「Oracle Cloud Applications」まで、すべての「Oracle Cloud」のサービスを利用できるとしている。

 日本オラクルは、2019年5月に開設したOracle Cloudデータセンター東京リージョンに次ぐ国内2拠点目となる大阪リージョンの運用を開始した。東京・大阪の2リージョン構成とすることで、DR(災害復旧)対策がとれるようになった。海外に機密データを置く必要がないため、社内のコンプライアンス要件に対応できる。

 大阪リージョンでは、東京リージョンと同様に、Oracle Autonomous DatabaseからOracle Cloud Applicationsまで、Oracle Cloudのすべてのサービスが利用できるとしている。なお、大阪リージョンの開設に伴い、エディオン、ソフトマックス、ファイテンが、各社の情報システムをクラウド化するにあたってOracle Cloudを採用することを表明している。

 今回の大阪リージョンの開設は、Oracle Cloudへの需要に対応する「Oracle Generation 2 Cloud」(Gen 2 Cloud)のリージョンを2020年内に36に拡大する一環である。Gen 2 Cloudは、Oracle Autonomous Linuxや自己稼働データベースであるOracle Autonomous Databaseなど、自律型サービスを実行するためのクラウドサービスである。

 大阪リージョンに加えて、米Oracleは同日、メルボルン(オーストラリア)、ジェッダ(サウジアラビア)、モントリオール(カナダ)、アムステルダム(オランダ)のリージョン開設を発表している。これを含めて、過去1年間で17のGen 2 Cloudリージョンを開設しており、現在世界で21のリージョンを運用している。

 今後、2020年内までに、カリフォルニア(米国)、ベロオリゾンテ(ブラジル)、ニューポート(英国)、ハイデラバード(インド)、春川(チュンチョン、韓国)、シンガポール、イスラエル、南アフリカ、サンチアゴ(チリ)、サウジアラビアに加え、UAEに2リージョンの開設および運用開始を計画している。

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Oracle Cloud / Oracle / BCP/DR / 大阪府

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