キオクシアは2022年4月13日、分散型SANストレージソフトウェア「KumoScale」の新版「KumoScaleバージョン3.20」を提供開始した。NVMe over Fabrics(NVMe-oF)接続のブロックストレージサービスを提供するストレージソフトウェアであり、NVMe SSDを搭載したストレージノードで動作する。複数のSSDをプール化し、NVMeネームスペースによる論理分割が可能である。NVMe-oFのトランスポートは、RoCEv2(RDMA over Converged Ethernet)またはTCP/IPが使える。
KumoScaleは、分散型SANストレージソフトウェアである(図1)。NVMe over Fabrics(NVMe-oF)接続のブロックストレージサービスを提供する。NVMe-oFのトランスポートには、RoCEv2(RDMA over Converged Ethernet)またはTCPを利用する。
図1:KumoScaleのアーキテクチャ(出典:キオクシア)拡大画像表示
NVMe SSDを搭載したストレージノード(ターゲット)で動作し、ストレージノードが搭載するSSDをプール化し、NVMeネームスペースを用いて論理分割する。これにより、複数のサーバーホスト(イニシエータ)からブロックストレージとしてアクセスできる。
新版のバージョン3.20では、データセンターで使われている汎用の各種Linux OS(RHEL/CentOS、Ubuntu)の上でKumoScaleのソフトウエアが動作するようにした。従来は、CentOSベースの専用OS(KumoScale OS)やソフトウェアを一括して提供していた。しかし、データセンターでは汎用の商用OSを用いてプロビジョニングなどを行っている場合があり、都合が悪かった。
新版ではまた、米NVIDIAのGPUDirect Storageを使えるようにした。GPUDirect Storageは、NVIDIAのGPUとストレージの間で、データを直接やり取りできる技術。GPUを用いたマシンラーニング(機械学習)などのシステムにおいて、データ転送速度を高められる。
ID管理技術のOpenID Connect 1.0も使えるようにした。データセンターのセキュリティ管理に組み込めるようにした。
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