[新製品・サービス]

NTT Com、制御システムのセキュリティリスクを可視化・検知する「OsecT」を提供

2022年5月6日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2022年4月25日、制御システム向けセキュリティ管理サービス「WideAngle プロフェッショナルサービス OsecT」を提供開始した。工場の生産ラインなどを支える制御システムのセキュリティリスクを可視化・検知するサービスである。設定済みのセンサー機器をネットワーク上に後付けで設置して使う。中小企業を中心に販売する。価格(税別)は月額6万円。

 NTT Comの「WideAngle プロフェッショナルサービス OsecT」(以下、OsecT)は、工場の生産ラインなどを支える制御システムのセキュリティリスクを可視化・検知するサービスである(画面1)。工場の生産ラインを支える制御システムへのサイバー攻撃が増えていることを背景に開発した。中小企業を中心に販売する。

画面1:未知の機器接続を検知した画面(出典:NTTコミュニケーションズ)画面1:未知の機器接続を検知した画面(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 導入は容易である。設定済みのセンサー機器を、制御システムのネットワーク上に設置して使う。ネットワーク上を流れるデータを取得して活用する方式である。既存の制御システムに影響を与えることなく導入可能である。

 制御システムにおけるセキュリティ対策は、(1)「可視化」(機器の接続構成などを明確化)、(2)「検知」(異常を認識)、(3)「対処」(検知した異常に対応)、の3つで構成する。今回提供するOsecTは、制御システムのデータをクラウド上で収集・蓄積・分析することによって、(2)の可視化と(3)の検知の機能を提供する。可視化や検知の状況は、リモート環境から専用のポータルサイトで確認できる。

 可視化では、制御システムを構成する機器のOSバージョンや、機器同士の接続構成を把握可能。これにより、セキュリティを強化すべき機器や通信経路が分かる。一方の検知では、未知の機器を接続したことや、不自然な流量の通信などの異常状態を発見可能。異常発生時にはリアルタイムで通知する。

 特徴は、機能を必要最小限に絞ることによって、サービスの価格を月額6万円に抑えたこと。NTT Comは2021年7月から実証実験を進め、実験の成果をサービスとして製品化した。この際、実証実験におけるインタビューを基に、簡易なレポートなど必要な機能を厳選した。

 データ転送量も抑えた。生産ラインの制御情報など機微なデータはセンサーで取り除く仕組みである。データアップロードに利用する通信網は、IoT向けモバイルデータ通信サービス「IoT Connect Mobile Type S」と、閉域網接続サービス「Flexible InterConnect」を組み合わせた。通信も暗号化し、データの外部流出や盗聴を防ぐ。

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