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スリーシェイク、クラウドETL「Reckoner」の接続先DBを拡充、データ加工時の四則演算などを可能に

2022年6月14日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

スリーシェイク(東京都新宿区)は2022年6月14日、クラウドETLツール「Reckoner」の機能強化を発表した。データのETL(抽出/加工/登録)機能をSaaSで提供するサービスで、GUI操作でETL処理を設計して実行できることが特徴。今回、アーキテクチャをApache SparkからGoogle BigQueryへと変更して処理速度を高めた。また、接続可能なデータベースを増やしたほか、データ加工時の四則演算、実行結果のSNS/メール通知などを追加した。

 スリーシェイクの「Reckoner」は、クラウド型で動作するETL(抽出/加工/登録)ツールである。今回、ReckonerのアーキテクチャをApache SparkからGoogle BigQueryへと変更し、処理速度を最大5倍に高めたという(図1)。

図1:クラウドETLツール「Reckoner」の概要(出典:スリーシェイク)図1:クラウドETLツール「Reckoner」の概要(出典:スリーシェイク)
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 機能面では、データ加工機能を強化し、四則演算と端数処理を追加した。データ加工時に外部APIを介したデータの取り込みも可能になった。データ加工結果をSNS(Slack、Chatwork)やメール(SendGrid)で配信する機能も追加した。

 接続先となるデータベース/DWHも増やした。これまでの接続対象(BigQuery、MySQLなど)に加えて、Azure SQL、Oracle Database、Snowflakeなどを追加した。

GUI操作でETL処理を設計・実行

 Reckonerの特徴は、GUI操作でETL処理を設計して実行できることである。「ワークフローを作成する」というシンプルなステップでETL処理を実行可能である。

 データの読み込み(抽出)と書き出し(登録)は、数クリックの操作で済む。接続先の一覧からサービスを選択し、必要な情報を入力する。スケジューリング機能を使えば、データの書き出しを定期実行することも可能である。ワークフロー同士の依存関係を設定して順番に実行したり、APIを介してワークフローを実行したりといった運用もとれる。

 接続先として、各種データベース(BigQueryやMySQLなど)やSaaS(Salesforceなど)などを指定可能である。データの加工/変換も、GUIでワークフローを作成する操作で、加工/変換のためのプログラムを書くことなく実行できる。また、データ変換時には、画面上に実際のデータを加工した結果をプレビュー表示でき、常に結果を確かめながら操作が可能である。

 具体的な加工/変換処理として、文字列の変換、カラムの追加・削除、型・名前の変換、データ同士の結合、値のグループ化、値のバリデーションとフィルタリング、値の集計(合計、平均、最大、最小、カウンタ)、値のハッシュ化、顧客情報のマスキング、フォーマット変換などがある。

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スリーシェイク / Reckoner / ETL / データ統合 / SaaS / Apache Spark / BigQuery

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