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建設現場の安全管理チェックリストをAIで自動生成─MetaMoJiが大林組らと共同開発

2022年7月8日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

MetaMoJiは2022年7月8日、建設現場向け作業支援システム「安全AIソリューション」を開発したと発表した。大林組および独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所(安衛研)と共同で開発し、2023年に提供を開始する。それぞれの建設現場に合わせた安全管理用のチェックリストをAIが自動作成する。

 MetaMoJiの「安全AIソリューション」は、建設現場の状況に合わせて、安全管理用のチェックリストを、AIが動的に作成するシステムである。現場や作業者と関連度の高い安全管理情報を、AIが動的に抽出する仕組み。個人の経験や勘に依存しがちな従来の安全管理業務を改善する。

 現場作業者は、MetaMoJiの建設現場向けメモ帳アプリ「eYACHO」や「GEMBA Note」を使って、安全衛生日報や作業計画書などの帳票を作成する。今回のシステムは、これらのアプリに登録した労災情報、職種、使用機械、予測災害などの情報を基にチェックリストを生成する。

 システムは、大林組および安衛研と共同で開発した。まず、安全リスクを評価するAIモデルの開発にあたっては、安衛研が提唱する、労働災害の事例を類型化する「IMTOC」表現を活用した。さらに、大林組における現場での評価を行いながら開発した。なお、IMTOC表現とは、業種(I)、起因物(M)、事故の型(T)、作業その他の条件(O)、直接原因(C)の5つの要素によって、労働災害の事例を類型化して表現したものである。

 MetaMoJiは、安全AIソリューションを開発した背景として、労働安全衛生管理の高度化が求められている状況を挙げる。「近年の建設現場では、高齢労働者や外国人労働者が被る労働災害が増えている。若手監督者への安全技能の伝承不足といった課題がある」(MetaMoJi)。

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