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高度な専門エンジニア派遣でQAチームを増強し、
見積もりプラットフォームのサービス品質を向上

2022年8月22日(月)

カメラマン、リフォーム業者、レッスン、士業など、さまざまな事業者との最適な出会いをサポートする見積もりプラットフォームを展開しているミツモアは、スピード感を重視した新機能の開発や既存機能の修正にあたっている。そうした中で求められたのが専任チームによるQA(Quality Assurance)体制の確立である。ラクスパートナーズから専門スキルをもったエンジニアの派遣を受けることでその一歩を踏み出し、見積もりプラットフォームが提供するさまざまなサービスの品質を向上させている。

必要なのはソフトウェアの品質管理に特化したQAエンジニア

 仕事を「お願いしたい」依頼者に「サポートしたい」事業者の、最大5社の明朗会計な見積もりを、最速1分で届ける見積もりプラットフォーム「ミツモア」を展開し、急成長しているミツモア。

画面1:ミツモアはオンラインで「くらし」と「ビジネス」の見積もり比較・受発注サービスを提供している

 現在、そこで取り扱っているサービスは、プロカメラマンから税理士、弁理士、社会保険労務士といった士業、車検・修理、リフォーム、ハウスクリーニング、庭木の剪定などの30のカテゴリー、300種以上のサービスに広がっている。依頼したい仕事内容に合わせた質問項目に答えるだけで、最適な事業者とのAIマッチが行われ、依頼後、最速1分で見積もりまで得られるのが特徴だ。

画面2:依頼内容に合わせた質問に答えていくだけで事業者との最適なマッチから見積もりまで得られる

 この見積もりプラットフォームの開発に関して、ミツモアが特に重視しているのが「スピード」であり、ほぼすべての工程を内製で対応している。

 同社 共同創業者兼取締役CTOの柄澤史也氏は、「どんな新機能や既存機能の改善が必要なのかを考えて企画し、デザインし、開発し、実装するまでのすべてのプロセスを一貫し、直接メンバー同士で議論しあったほうが意思疎通や情報伝達がスムーズに進み、結果としてスピードが上がります」と語る。

株式会社ミツモア 共同創業者兼取締役CTOの柄澤史也氏

 ただしミツモアのビジネスが急成長し、見積もりプラットフォームの規模もどんどん拡大していく中でそのスピードを維持するためには、あわせて開発体制も拡充を図っていく必要がある。ミツモアでは30数名のメンバーで開発にあたっていたが、それでも開発体制が成長スピードに付いていけていないのが実情だった。

 なかでも強く求めたのが、ソフトウェアの品質管理に特化したQA(Quality Assurance)業務の切り出しだった。

 「これまではソフトウェア開発エンジニアがテスト業務も兼務していたのですが、それではどうしても作業効率が下がってしまいますし、開発したプロダクトの品質管理を自分自身で行うには限界がありました。品質管理業務に関してはやはり高度な専門知識とスキルを持った専業のQAエンジニアに任せたほうが得策だと考えました。その方が対応できる範囲ははるかに広がり、ソフトウェアの品質向上が期待できるからです」(柄澤氏)

テストの自動化からQAチームづくりにも貢献

 とはいえ、ただでさえIT人材が不足しており、業界内で優秀な人材の奪い合いが繰り広げられている時代である。ミツモアが望むようなスキルを持ったQAエンジニアを新たに採用するのは容易なことではなく、育成するとなると相当な時間がかかる。

 そこでミツモアがとったのが、ラクスパートナーズのITエンジニア派遣サービスを利用し、QAに特化した人材を派遣してもらうという方法である。

図1:ミツモアが利用したのが、ラクスパートナーズのITエンジニア派遣サービス
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 こうしてミツモアの開発体制に加わったのが、ラクスパートナーズのQAエンジニアである山本優氏だ。同氏が加わることによってミツモアのQA体制は大きく変わった。現在ミツモアでは、ほぼ毎日のペースで新機能や修正機能をリリースしているが、そこでの品質保証に1本の“筋”を通すことが可能となったのである。

 一般にQAの役割と言うとテストを思い浮かべるかもしれないが、実際にはそれだけでは済まない。テストは品質を担保するための手段のひとつにすぎないのだ。

 「約5年間にわたって拡張を続けてきた見積もりプラットフォームは大規模化するとともに中身も複雑化しており、ソフトウェアの品質を継続的に改善していくためには、個々の機能のテストをワンタイムで実施するだけでなく、時には上流プロセスまでさかのぼって見直しを行う必要があります。山本さんが加わったことで、そうした本来あるべきQAを実践することが可能となりました」(柄澤氏)

 その上でテストについても、大きな改革が行われている。新たにリリースする機能について、特にCX(顧客体験)を左右する部分などについては人間の感覚に基づいた最終チェックが不可欠だが、一方で自動化できる部分は徹底して自動化していく両面のアプローチが重要となる。ここでも山本氏が大きな役割を担っている。

 「現在ソフトウェアテスト自動化ツールの導入を進めていますが、そのシナリオづくりも山本さんが主体となって行われています」(柄澤氏)

 さらに山本氏に対して柄澤氏が高く評価しているのが、QAのチームづくりにおける貢献である。当初は山本氏1人から始まったQAの専任体制であるが、ミツモアはラクスパートナーズに対して新たなQAエンジニアの追加派遣を依頼するほか、採用を促進しチームの拡大を図ってきた。

 「計画的というよりも徐々に増員を進める中で、自然な流れでQAチームが組織化されていった形ですが、その背景で生かされたのが山本さんの優れたリーダーシップとコミュニケーション能力です」(柄澤氏)

本番サービスで発覚する不具合を大幅に削減

 こうした数々の取り組みを経て、ミツモアが見積もりプラットフォームを通じて提供するさまざまなサービスの品質は大幅に向上している。

 「私たちはQAの段階で発見された不具合の数や、QAをすり抜けて本番サービスで発覚した不具合の数を以前からKPIとして捉えてきましたが、特に後者について確実な減少が見られます。また、これに伴う定性的効果の観点として、開発エンジニアの間からは『自分たちの後ろにQAチームが控えてくれているおかげで、安心して開発作業に専念できるようになった』という声が寄せられています」(柄澤氏)

 なお、ミツモアではNPS(ネットプロモータースコア)を用いて顧客満足度の推移を継続的に調査しているが、ここでも大きな向上が見られる。QAチームによる貢献との相関関係を直接的に測ることは困難だが、サービス品質の向上が大きく寄与していることは間違いなさそうだ。

 そしてミツモアはこの成果に決して満足することなく、さらなるビジネスの拡大と進化を目指している。

 「日本のGDPを増やし、明日がもっといい日になる、と思える社会に」というのが、ミツモアが定義する自らのミッションであり、このコンセプトに沿った形でサービス展開を進めているのである。

 「ソフトウェア開発にしてもQAにしても、まだまだ人材が足りない状況です」と柄澤氏は広く応募を呼び掛けるとともに、ラクスパートナーズともさらに連携を深めながら、新たなビジネスを支える開発組織体制を強化していく考えである。

インタビュー

一人で始めて徐々にQAチームを形成
ラクスパートナーズ 山本優氏に聞く

 前出のとおり、ミツモアのQAチーム立ち上げに際し、ラクスパートナーズから派遣されてきたのが山本優氏だ。当時の、ミツモアのQA体制はどのような状況だったのか、どうやって体制を整えていったのか、山本氏にQAチーム構築の経緯を語っていただいた。

株式会社ラクスパートナーズ QAエンジニア 山本優氏

――QAエンジニアとしてミツモアに派遣された山本さんは、まずどんなことから始めたのでしょうか。

 ミツモア様では開発作業が多忙を極めており、体系立てられたテストを実施できていませんでした。そこでまずは各プロジェクトに対して、しっかりしたテスト設計を行うことから始めました。最初に取り組んだのは、見積もりプラットフォーム「ミツモア」の主導線が変更されたことに伴うテストです。事業者と依頼者の交渉開始から成約にいたるまでの画面や状態の遷移を一覧化するなど、テストの仕様策定にあたりました。

――最初は山本さん一人でQAにあたったのですか。

 おっしゃるとおりで最初は私1人しかおらず、しかも3カ月目あたりからは毎月8~10プロジェクトのQAを担当したので、けっこう大変な日々でした。ただ、途中から別チームのメンバーをこちらに回していただき、徐々にQAチームとしての形ができてきました。さらにこの6月にラクスパートナーズからもう1人QAエンジニアが派遣されてきたことで、戦力はかなり増強されています。

――QAエンジニアは、どんな人が向いていると思われますか。

 誤解を恐れず述べるなら、「悲観的な人」や「ひねくれた見方ができる人」です。テストを設計・実施する上である程度の定石もありますが、不具合がどんな場所や場面で発生するのか、誰も想定していないところまで想像力を膨らませる必要があるからです。普通の人はここまでしか見ないけれど、「自分はさらに突っ込んで見てやる」というタイプの人は向いているように思います。

――QAエンジニアの本質がわかったような気がします。山本さんは、どうやってQAの知識やスキルを学んできたのでしょうか。

 やはりラクスパートナーズで受けた研修が大きかったです。テスト設計から実際のテストケースの書き方、実施方法、最終的な報告の仕方まで、QAエンジニアとしての基礎や振舞い方を自然と身に着け、幅を広げてきました。また、ミツモア様でQAの現場に入っている現在も、疑問が生じたり難題にぶつかったりした際には、ラスクパートナーズの研修講師に相談に乗ってもらい助言をいただいています。

――ミツモアのQAチームをリードする立場として、今後に向けてどんなことを提案し、実現していきたいとお考えですか。

 テスト自動化のさらなる推進です。実は以前から柄澤さんに相談していたAutifyというAIを活用したノーコードの自動化ツールが最近ついに導入され、この活動に弾みが付きそうです。具体的にはミツモアの決済まわりや依頼作成など、定常的にメンテナンスやアップデートを行わなければならない特に重要な導線のテストを、より効率的かつ確実に遂行する体制を整えていきたいと考えています。


●お問い合わせ先

株式会社ラクスパートナーズ
URL:https://rakus-partners.co.jp/lp06/

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