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アイエステクノポート、「帳票ワークフロー」を提供、IBM iのみで申請・承認ワークフローが完結

2022年7月21日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アイエステクノポートは2022年7月21日、申請・承認ワークフローソフトウェア「帳票ワークフロー」を提供開始した。オフコンのIBM i(旧AS/400)上で稼働する。これまで紙のやり取りで実施していたワークフロー業務を、IBM iのスプールファイル(印刷用ファイル)の仕組みと、印影を記載したPDF形式の帳票を用いて電子化する。稼働環境は、IBM i 7.1以降(IBM i 7.2以降を推奨)。

 アイエステクノポートの「帳票ワークフロー」は、オフコンのIBM i(旧AS/400)上で稼働する申請・承認ワークフローソフトウェアである(図1)。これまで紙のやり取りで実施していたワークフロー業務を、IBM iのスプールファイル(印刷用ファイル)の仕組みと、印影を記載したPDF形式の帳票を用いて電子化する。Windowsなどの外部サーバーが要らないため、短期間で利用を始められる。

図1:IBM iで動作する申請・承認ワークフローソフトウェア「帳票ワークフロー」の概要(出典:アイエステクノポート)
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 IBM iのエンドユーザーや技術者は、慣れ親しんだIBM iの画面でワークフロー業務を行える。ワークフローの導入にともない、既存アプリケーションの改修はほとんど必要ないとしている。ワークフローパターンの登録・設定・操作は、いずれもIBM iで使う5250端末画面上で行える。

 申請者は、IBM i上で申請用の帳票(「見積書」など)を作成する。これにより、自動で承認者へと申請メールが送られる。承認者が帳票承認処理画面で「承認」すると、自動で「申請」や「承認」の印鑑を押印した帳票(PDF)が完成する。

 申請者用の画面では、承認者による決裁の結果(承認、差戻しなど)を確認可能である。承認者が帳票承認処理画面で「差戻し(理由の明記が必須)」処理を行うと、自動で申請者にデータが戻され、申請者は差戻し理由に基づいて修正などを行い、再度申請を行う。

 承認ステップは、4段階まで設定可能である(課長、部長、事業部長、担当役員など)。各ステップにおいて、最大3人まで代理承認者を設定できる。また、同一の帳票でも、金額によって承認パターンを使い分けられる。

 セキュリティにも留意した。申請・承認のデータは、出力データを一時保管するスプールファイル内にあるため、ワークフローの途中段階で改竄を行えないとしている。

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IBM i / ワークフロー / AS/400 / オフコン / 帳票 / レガシーシステム

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