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NEC、機器設定済みの「ローカル5G可搬型トライアルパック」を提供

2022年9月27日(火)IT Leaders編集部

NECは2022年9月26日、「ローカル5G可搬型トライアルパック」を発表した。ローカル5Gを利用するうえで必要な免許をNECが取得し、機器の設定が完了したシステム一式を可搬型で提供する。同年10月1日からサービス型で提供する。価格(税別)は、最短3カ月490万円から。

 NECの「ローカル5G可搬型トライアルパック」は、ローカル5Gを利用するための最小限の所定の構成をNECが構築して提供するサービスである(写真1)。ローカル5Gの利用に必要な免許をNECが取得し、機器の設定が完了したシステム一式を可搬型で提供する。NEC側で構築完了後、ユーザーに構築した機器を送付し、現地で調整し、ユーザーに引き渡す。

写真1:「ローカル5G可搬型トライアルパック」の外観(出典:NEC)

 基地局、5Gコア、アンテナ、5G端末など、ローカル5Gの利用に必要なシステム一式を可搬型で構成している。設置や撤去の工事は不要である。基地局にはNECの「UNIVERGE RV1000シリーズ」を使う。WAN回線はLTE回線(SIM含む)を準備し、5Gコアと接続する回線を提供する(図1)。

図1:「ローカル5G可搬型トライアルパック」の概要(出典:NEC)
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 NECがローカル5Gの実験試験局免許を取得するため、利用者が免許申請手続きを行う必要がない。電波法に基づく対応(電波利用料の支払いを含む)は、ローカル5G可搬型トライアルパックの料金に含まれる。

 ただし、電波の停波/送波作業に必要な「無線従事者」は、ユーザーから選任し、NECに個人情報を提供する必要がある。「無線従事者」は、第三級陸上特殊無線技士以上の資格保有者とする(資格を保有する必要がある)。

 「ローカル5Gは需要が大きい一方、手軽に検証しづらい。ローカル5Gの導入にあたっては、初期費用が比較的高額であること、導入・運用開始までに時間がかかること、免許取得の手間もかかることといった課題がある」(NEC)

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