アシストは2022年12月19日、SIサービス「パッケージ on AWS」を提供開始した。運用管理ツールやBI、データ連携ツールなど同社が取り扱うミドルウェア製品をAmazon Web Services(AWS)と合わせて導入・構築するSIサービスである。セットで提供することで、これらを別個に導入する際の課題を解消する。まずは7つの製品を組み合わせて提供し、今後、対象を拡充していく。
アシストの「パッケージ on AWS」は、ミドルウェアをAmazon Web Services(AWS)上に導入し、AWSとミドルウェアをセットで提供するサービスである(図1)。AWSとミドルウェアをセットで提供する。アシストのAWS専任技術者と、各ミドルウェア製品の専任技術者が連携し、要件のヒアリング、契約、構築、運用開始後のフォローまでをトータルに支援する。
- 提案(要件ヒアリング、AWSおよび各ミドルウェア製品のシステム構成検討、見積もり)
- 契約(AWSおよび各ミドルウェア製品を一括してアシストが提供)
- 研修(ユーザー企業がノウハウを習得可能なスキルトランスファー型で提供)
- 設計・構築(AWSおよび各ミドルウェア製品の専任技術者が連携して構築)
- アフターフォロー(最新情報提供など運用開始後のフォロー)
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AWSとミドルウェアをセットで提供することで、これらを別個に導入する際の課題を解消する。各ベンダーとの契約業務、「個別のシステム構成検討、ベンダー間の仲介、といった作業が要らなくなる。障害発生時における問題の切り分けも容易になる。
まずは、運用管理ツールやデータ連携ツールなど7種類のミドルウェアを用意した。今後、対象となるミドルウェアを順次拡充する。
- 運用管理ツール
- 「JP1」(日立製作所)
- 「Zabbix」(ラトビア共和国のザビックス)
- BIツール
- 「Qlik」(米クリックテクノロジーズ)
- データ連携/ファイル連携基盤
- 「DataSpider Servista」(セゾン情報システムズ)
- 「HULFT」(セゾン情報システムズ)
- ETLツール
- 「Precisely Connect(旧名称:Syncsort DMExpress)」(米プリサイスリー)
- 統合ログ管理システム
- 「Logstorage」(インフォサイエンス)