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分散SQLデータベース「TiDB Cloud」に、自然言語からSQLを自動生成する機能

ChatGPTの自然言語処理モデル「GPT-3」を利用

2023年1月19日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米PingCAP日本法人のPingCAPは2023年1月19日、自然言語クエリージェネレータ「Chat2Query」を発表した。自然言語で質問を入力するだけでSQLクエリーを自動生成し、データベースへの問い合わせ結果を出力する。米OpenAIの対話型AI/チャットボット「ChatGPT」が採用する自然言語処理モデル「GPT-3」を用いている。クラウド型分散SQLデータベース「TiDB Cloud」の無料エディション「TiDB Cloud Serverless Tier(Beta)」で利用可能である。

 PingCAPは、分散SQLデータベース「TiDB(タイデービー)」を開発・提供している米PingCAPの日本法人である。TiDBは、オープンソースの分散型SQLデータベースで、MySQLとの互換性や水平方向の拡張性を特徴としている。MySQLのコードを変更することなく、分散型データベースの特徴を生かしたシステムやサービスを開発可能としている(関連記事さくらインターネット、分散型SQLデータベース「TiDB」を「さくらのクラウド」ユーザーに無料提供)。

 オンプレミスソフトウェアのTiDBとクラウドサービス「TiDB Cloud」を提供している。今回、TiDB Cloudに、自然言語からSQLクエリーを自動生成する機能「Chat2Query(チャットツークエリ)」を組み込んだ。TiDB CloudのWeb画面に自然言語で質問を入力するだけで、質問の回答を得るためのSQLクエリーを自動生成し、データベースに問い合わせて結果を出力する。要素技術として、米OpenAIの対話型AI/チャットボット「ChatGPT」が採用する自然言語処理モデル「GPT-3」と、分散SQLデータベースであるTiDBの技術を用いている。

 TiDB Cloudには、有料版「Dedicated Tier」と、トライアル用途の無料版「Serverless Tier(Beta)」がある。今回追加したSQLクエリー生成機能は無料版でのみ利用可能。フォームに情報を入力してサインインすれば、SQLクエリー生成機能を含むTiDB Cloudの一部機能を試せる。

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