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[IT Leaders Tech Strategy LIVE ローコード/ノーコード開発の[急所と難所] ─先行企業が説く成功の秘訣]

DXの鍵はユーザー主導の現場業務のデジタル化と自動化! ノーコードで開発がどう変わるのか

2023年2月14日(火)

DXの推進にはいまだ課題が山積している。その代表格が、業務プロセス改善やデータ活用の障壁となる、デジタル化されていない現場業務の多さや、各種システム/サービス間でのデータ連携の困難さだ。これらの課題解決に向け注目を集めるのがローコード/ノーコード開発だ。2023年1月20日にオンライン開催された「ローコード/ノーコード開発の[急所と難点]先行企業が説く成功の秘訣」(主催:インプレス IT Leaders)に、アステリアのマーケティング本部で副本部長を務める東出武也氏が登壇。ノーコード開発の意義と、課題解決の道筋について解説した。

現場のデジタル化の遅れとRPAの限界がDXの“壁”に

 デジタル時代への適合による新たな飛躍を目指し、すでに多くの企業がDXを本格化させている。ただし、現状を概観すると、円滑に推進できているケースはごく一握りだ。「代表的な原因は2つです」と指摘するのは、アステリアのマーケティング本部で副本部長を務める東出武也氏だ。

アステリア株式会社 マーケティング本部 副本部長 東出武也氏

 東出氏によると、DXは、既存業務のシステム化を通じた「業務プロセスのITによる強化/改善」を出発点に、そこで取り残された人手作業の「ITによる業務の置き換え」、最終段階のITと業務の一体化を通じた「継続的かつ高速な改善活動を通じた絶え間ない業務最適化や新たな価値創出」と順を追って進む。

DX推進のフェーズ
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 そこでの1つ目の問題が、第1フェーズでの、ERPやSFA、CRMなどでカバーできなかった工場や倉庫、客先など、フィールドワークでの現場業務のデジタル化の遅れだ。とくに、まだ紙への入力で業務を行っている現場が多いが、紙の管理は最終的に情報をデータ化する必要があり、また各種連絡のデジタル化は進んでいるが、メールやチャットによるメッセージはそのまま流れていってしまう弱点があり、別途まとめ直すこともしばしばで、それらに起因する非効率さがプロセス改善の足枷になっているという。

 また、第2フェーズでのRPA活用の限界も大きい。RPAは人手作業の自動化ツールとして急速に利用が広がった。ただ、その仕組みから複雑なデータの加工や変換が必要な処理には適用しにくい。また、大量データ処理には相応の時間も要する。

 「一番の課題は、RPAではシステム間のデータ連携には活用しにくく、そのことがDXの最終ステップであるデータ活用の“壁”となっているのです」(東出氏)。

DX推進の現状
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現場による迅速かつ低コストでのノーコード開発を実現

 こうした状況を打破する“救世主”と東出氏が位置づけるのが、プログラム記述を一切必要としない手法である「ノーコード開発」だ。

 「上記の課題の背景には、デジタル化のコストやIT人材不足、自社に合致したツールがないといった事情があります。しかし、ノーコード開発を用いれば、現場を熟知する現場社員自らの開発により、低コストかつ迅速、しかも最適なかたちで各フェーズのDXを前進させられます」(東出氏)。

 なお、類似するものとして「ローコード開発」もあるが、多少のプログラム記述を要する点で、ノーコードよりも現場利用のハードルが高い。

 アステリアでは、第1フェーズの「業務プロセスのITによる強化/改善」と、第2フェーズの「ITによる業務の置き換え」のそれぞれで活用を見込めるノーコードツールを提供している。まず、第1フェーズで活用できるのが、モバイルアプリ作成ツールの「Platio」だ。

 Platioは「ノーコードで業務用アプリを3日で開発できる」(東出氏)クラウドサービスだ。アプリのひな型として、生産ラインの作業情報や生産数を可視化する「工場日報」アプリや、店舗状況をリアルタイムに把握するための「店舗視察報告」「棚卸報告」「テレワーク申請」「整理整頓」アプリなど、100種類以上のテンプレートを事前に用意。それらを用い、各項目をドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で設定/編集していくだけでアプリ開発を完了できるという。スマホで撮影した写真や動画、バーコードなどをアプリで活用できるのも特長だ。

「Platio」では、事前に用意された100種類以上のテンプレートからノーコードで業務用アプリを作成できる
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 Platioは業種業態を問わず、すでに幅広い企業で活用されている。例えば、40万点の在庫棚卸を紙ベースで行っていた京セラでは、棚卸アプリを現場主導でわずか1日で開発。手元のアプリで棚卸方法が完結できるようになり、事務所と倉庫の行き来や紙の受け渡しの手間とともに、人手作業に起因するミスも一掃されているという。

 また、スポーツクラブ大手のルネサンスでは、忘れ物管理などの紙ベースの隙間業務のアプリ化を通じて、月間最大550時間の業務効率化を実現。問い合わせ対応も円滑化し、顧客満足度の向上にも大きく貢献しているという。

高い開発生産性が魅力のノーコードデータ連携ツール

 次に、第2フェーズで活用できるアステリアのノーコードツールが、100以上のシステムやサービスに対応したデータ連携ツールの「ASTERIA Warp」だ。

 「新型コロナを機にIT化やクラウド利用が加速した結果、多くの企業でシステムやデータが乱立した状況に陥っています。ASTERIA Warpは、その解消の策としても有効です」(東出氏)。

「ASTERIA Warp」は、ノーコードで100種以上のクラウドやシステムとのデータ連携を実現。わずか数分で開発を完了できる高い開発生産性が魅力だ。
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 ASTERIA Warpでは、データ連携時における一連の処理を、各種作業の部品である「コンポーネント」のマウス操作による配置で指定。各コンポーネントに応じて、「どの」データソースから、「どの」データを取り込み、「どう」変換し、「どこに」出力するかを設定してデータ連携を実現する。

 「従来はプログラム記述に数時間以上を要すケースでも、ASTERIA Warpなら作業は数分で完了します」と東出氏は笑顔で語る。また、処理が可視化されることで、システム開発や運用で問題となりがちな属人化も排除できる。

 ASTERIA Warpは国内で約50%のシェアを獲得しており、1万社近くの導入実績を誇っている。その1社であるサイバーエージェントは従来、新サービスのリリースの都度、売上データの収集の仕組みを約半年をかけて開発してきた。だが、ASTERIA Warpの採用後は開発工数が10分の1にまで大幅に削減され、データ分析プラットフォームサービス「Snowflake」への社内データの集約も進むことで、データ分析の高度化も進んでいるという。

ノーコード学習のポータルサイトで“使いこなし”を後押し

 さらに、エンジニアリング企業の柳井電機工業では、Platioで開発した営業活動報告アプリとSFAとの連携をASTERIA Warpにより実現。営業活動と顧客データの突合を通じて、営業活動とそこでの成果の見える化で成果を上げている。

 「営業活動報告アプリの開発とデータ連携の双方に要した時間はそれぞれ3日です。計6日でデジタル化を大きく推進できるスピード感は、ノーコード開発だからこそです」(東出氏)。

 サービスの利用料は、Platioで月額2万円から、ASTERIA Warpで月額3万円からと極めて安価に抑えられているのも魅力だ。加えてアステリアでは、約50以上の動画を含め、有償トレーニングで利用するコンテンツを無料公開したノーコード学習ポータルサイト「NoCode Gate」も運営するなど、活用支援にも余念がない。

 アステリアのPlatioとASTERIA Warpは、企業のDXの推進に向けたまたとないツールとなりそうだ。


●お問い合わせ先

アステリア株式会社

https://www.asteria.com/jp/

お問い合わせフォーム:https://www.asteria.com/jp/contact/entry/

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