NTTデータ先端技術は2023年2月13日、「MySQL HeatWave」などOracle Cloud Infrastructure(OCI)で稼働するMySQL製品の販売と保守サービスを開始した。今後、サービスメニューを拡充し、導入・開発サービスや導入後の運用サービスまで提供する予定である。販売目標は、クラウド関連サービス全体で今後4年間で120億円規模。
NTTデータ先端技術は、「MySQL HeatWave」などOracle Cloud Infrastructure(OCI)で稼働するMySQL製品と、オンプレミス環境で稼働するMySQL製品の販売と保守サービスを開始した。保守サービスでは、NTTデータ先端技術のエンジニアが技術支援や障害の1次切り分けや解決支援を提供する。
問題やインシデントが発生した際は、同社のサポートエンジニアが日本オラクルのサポートと連携して解決を支援する。専任の上位エンジニアによる運用支援サービス「INTELLILINK マネージドサービス for Oracle」のノウハウを活用してインシデントの解決を支援する。
ミッションクリティカルなシステムを利用しているユーザーに対しては、担当マネジャーをアサインする。問い合わせのモニタリング、定例会などの個別会議の開催、能動的な技術情報提供などのサービスによって、問題の早期解決を支援する。
今後、サービスメニューを拡充する。まず、リモート監視サービスを提供する。リソースの使用状況を監視してアラートの発生を検知し、ユーザーに報告する。また、対象システムに関する月次のレポート提供サービス(システムの運用状況に応じた改善提案を含む)も提供する。さらに、開発工程の支援メニューも拡充する予定である。
オラクルのMySQL HeatWaveは、インメモリー型で動作する分散データベースである。MySQLをMySQL HeatWaveに置き換えることで処理が高速になる。完全互換なので、アプリケーションからはMySQLと同じように利用できる(関連記事:クラウドDB「Oracle MySQL HeatWave」にマシンラーニング機能、SQLを介して学習・推論)。