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C-RISE、Webブラウザ操作を自動化する「クラウドBOT」を強化、CSV/Excelファイルを編集可能に

2023年3月29日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

C-RISEは2023年3月29日、クラウド型RPAサービス「クラウドBOT」において、Webブラウザの通常操作だけでなく、CSVファイルとExcelファイルの中身を編集できるようにしたと発表した。これにより、ファイル編集を必要とする業務や、クラウドサービス間のデータ連携を、ローカル環境を介さずにクラウドだけで実現できるようになる。価格(税別)は、最安価プラン「シングルオフィス」(同時3台実行、月6時間まで、ストレージ10GB)が月額3000円など。

 C-RISEの「クラウドBOT」は、ユーザーのWebブラウザ操作をロボット化して、これをクラウド上で自動実行するサービスである。Webブラウザ操作を自動化する、という手法によって、Web API操作だけでなく、Web APIを用意していないWebシステムへのリクエストも自動で実行する(関連記事C-RISE、Webブラウザ操作を自動化する「クラウドBOT」を強化、ファイルの操作が可能に)。

 作成したロボット(Webブラウザ操作ロボット)は、クラウド上の仮想Webブラウザで実行する。このため、ユーザー側にはロボットの実行環境が不要である。ロボットの作成も、手元にWebブラウザがあれば、オンラインで行える。また、オンプレミスのWebシステムをクラウドBOTから操作するための、オンプレミス側に用意する中継ソフトウェア「Cloud BOT Agent」も用意している。

 今回の機能強化では、Webブラウザの通常操作だけでなく、CSV(カンマ区切り形式)ファイルとExcelファイルの中身を編集できるようにした。これにより、ファイル編集を必要とする業務や、クラウドサービス間のデータ連携を、ローカル環境を介さずにクラウドだけで実現できるようにした。なお、CSV/Excel編集機能のほかにも、テキストファイルの文字コード変換や改行コード変換などの機能を提供済みである。

図1:CSVファイルをダウンロード、編集、アップロードするフローを自動化可能(出典:C-RISE)
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 CSV/Excel変換機能の想定事例の1つとして、基幹システムからCSVファイルをダウンロードし、ECサイトのフォーマットに書き換えてアップロードするフローを自動化可能である(図1)。別の想定事例として、売上表のひな形となるExcelファイルに各Webサイトから収集した値を書き込んで出力するフローを自動化可能である(図2)。

図2:Webサイトから収集した値を売上表のひな形Excelに記入して出力するフローを自動化可能(出典:C-RISE)
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 クラウドBOTのラインアップと価格は、表1の通り(学習用途の無料プランもある)。

表1:クラウドBOTのラインアップ(出典:C-RISE)
プラン シングルオフィス マルチオフィス システムリンケージ
価格(税別) 3000円/月 6000円/月 4万8000円/月
BOTの並列実行 3台 10台 100台
実行可能時間 6時間/月 15時間/月 160時間/月
データストレージ 10GB 30GB 100GB
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