クアルトリクスは2023年7月25日、エクスペリエンス(体験)管理ソフトウェア「Qualtrics XM Platform」の新機能として、インタビュー映像からテキストを抽出して感情を分析する「Video Feedback」を発表した。トピックを抽出できるほか、ポジティブかネガティブかといった発言者の感情を分析する。
クアルトリクスの「Qualtrics XM Platform」は、エクスペリエンス(体験)管理ソフトウェアである。今回、新機能として、インタビュー映像からテキストを抽出して発言者の感情を分析する「Video Feedback」を追加した(画面1)。
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Qualtrics XM Platformで収集した映像から音声を転写してテキスト化し、ビデオからテーマを抽出し、ポジティブ/ネガティブといった感情を分析する。さらに、映像の中で最も強調されたトピックを抽出する。重要なコメントをハイライトしたリール動画の作成も可能である。Video Feedbackの主な機能は、以下の通りである。
- ビデオトランスクリプション
音声を自動的にテキストに変換する。データの変換と分析にかかる時間を短縮する - テキスト分析
動画からトピックや感情を抽出する。センチメントスコア、トレンド、自動アラートなどを作成する - ビデオエディター
Qualtrics XM Platformで直接、クリップをまとめて表示する。顧客と感情的につながるためのデータとして映像を活用可能 - ハイライトリール動画
映像に、音楽、テキスト、トランジションを追加する。映像をより情緒的に表現する - カスタマイズ可能なダッシュボード
ハイライトリール動画を提示することで、組織内の誰もが簡単に体験データを理解可能
「昨今の市場調査では、消費者の行動・感情を分析するツールとしてビデオが一般的になっている。定量的な調査と併せて、対面インタビューやフォーカスグループインタビューなどの定性的な調査を通じ、製品・サービスに対する洞察を得るのが一般的である。消費者も、自分の言葉で自身の体験を伝えられるビデオに慣れている」(クアルトリクス)