RevCommは2025年7月3日、音声解析AIを備えたIP電話サービス「MiiTel」のオプションとして、通話データの分析レポートを自動作成する「データマイニングレポート」を発表した。営業活動やコールセンターの通話データを定量的に分析した統計レポートを生成AIで自動作成する。料金(税別)は1回15万円。
RevComm(レブコム)の「MiiTel(ミーテル)」は、音声解析AIを備えたIP電話サービスである。営業電話やコンタクトセンターの会話を録音し、AIがテキストを起こして内容を解析する。顧客と担当者が何を、どのように話しているかを可視化する(図1、関連記事:RevComm、音声解析AI電話「MiiTel」にテキストから音声を合成する機能を追加)。

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今回、MiiTelのオプションサービスとして、企業がMiiTelの活用で蓄積した通話データの分析レポート「データマイニングレポート」を追加した。営業活動やコールセンターの通話データを定量的に分析し、生成AIを用いてレポートを自動生成する。事業戦略の立案や顧客満足度向上などに役立つ。以下はレポートの活用例である。
- 製品・サービスごとの顧客とのコミュニケーション頻度を分析・分類
- 顧客の質問とオペレーターの回答の一覧からFAQを作成
- 製品・サービスごとに顧客のコールリーズンを分類
- 顧客が魅力/不満に感じた点を抽出し、製品・サービスごとのニーズを可視化
- 営業担当者が顧客に提案した理由の分析
- 分析全体から導かれる示唆の提示
料金(税別)は1回15万円。つど任意のタイミングでレポートを作成できるスポット型で提供する。RevCommは今後、会議履歴を対象としたデータマイニングレポートを開発する。将来的にはデータマイニングレポートの自動作成機能をMiiTelに実装することを目指すとしている。