Web専門の教育講座を運営するインターネット・アカデミーは2023年11月8日、教育プログラム「PythonとExcelとメールソフトを活用した業務の自動化研修」の受付を開始した。Pythonを使ってExcelやメールソフトの操作を自動化する手法を学ぶ。研修時間は標準で14時間(7時間×2日間程度)。価格は受講者数やカリキュラム内容のカスタマイズなどの要望に応じて変動する。10人一括受講の場合、1人あたり11万9000円(税別)。
インターネット・アカデミーの「PythonとExcelとメールソフトを活用した業務の自動化研修」は、Python言語の研修コースである。Pythonを使った開発経験がない非エンジニアが対象であり、Pythonを使ってExcelやメールソフトの操作を自動化する手法を学ぶ(図1、表1)。
図1:「PythonとExcelとメールソフトを活用した業務の自動化研修」で期待できる効果(出典:インターネット・アカデミー)拡大画像表示
例えば、Excelの顧客リストに対してメールを送信する処理をPythonから自動で実行するといったケースがある。Pythonプログラムは、WindowsのCUIで直接実行するほか、Web画面を介してバックエンドで実行する手法を学べる。
Pythonで操作するアプリケーションの種類は問わず、ユーザーの要望に応じてカリキュラムを設計する。標準では、Microsoft Office製品(ExcelとメールソフトのOutlook)を操作する方法を学ぶ。ExcelとOutlookのAPIを利用し、これらをPythonから操作する形になる。
同講座を提供する背景について同社は、日本企業の労働時間の約35%が雑用であるという調査データを挙げる。雑務の割合を低下させ、労働時間をより生産性が高いものに振り向けることを指向しているという。また、Pythonエンジニア育成推進協会は、「Pythonを活用した業務の自動化が急激に普及しており、特にRPAからのリプレースが目立つ」と説明している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Windowsクライアント上でPythonの開発環境構築 |
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| Pythonの基礎知識 |
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| 自動化に用いる代表的なライブラリのインストールと設定方法 |
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| Pythonによる自動処理パターン(条件と設定の仕方) |
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| Excelと連携したPythonの自動処理 |
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| Outlookなどのメールソフトと連携した自動処理 |
|
| Webスクレイピングによる自動情報収集 |
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| ファイルの自動操作 |
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