IDC Japanは2024年3月6日、情報セキュリティ製品・サービス市場の支出額・規模予測を発表した。グローバル市場における支出額は、2024年は前年比11.5%増の2385億米ドル(約35兆5860億円)と算出、2022年~2027年のCAGR(年間平均成長率)11.7%で成長し、2027年に3289億米ドル(約49兆560億円)に達すると見積もっている。日本市場は、2024年に前年比7.6%増の1兆455億円と、初めて1兆円を超えると予測している。
米IDCは、情報セキュリティ関連のハードウェア/ソフトウェア/サービスについて、26の産業分野、5つの企業規模およびコンシューマー市場におけるグローバル支出額調査・分析を行った。その結果を2024年2月発行のレポート「IDC Worldwide Security Spending Guide」にまとめている。
同レポートによると、グローバルのセキュリティ市場における支出額は、2024年に前年比11.5%増の2385億米ドル(約35兆5860億円)になる。2022年~2027年のCAGR(年間平均成長率)11.7%で成長し、2027年に3289億米ドル(約49兆560億円)に達すると予測する。
図1:国内セキュリティ市場 ユーザー支出額予測:産業分野セクター別、2022年~2027年(出典:IDC Japan)拡大画像表示
このうち日本市場については、2024年に前年比7.6%増の1兆455億円と、初めて1兆円を超えると予測している(図1)。
IDC Japanは、前年(2023年)の国内セキュリティ市場について、「新型コロナウイルス感染症対策の方針変更によって、企業のオフィス回帰の動向はある一方で、在宅勤務やリモートワーク、インターネット経由での企業システムへのアクセスが継続し、EDRなどのエンドポイントセキュリティ製品市場が拡大し、連動してID管理製品市場が成長した」と説明。これに加えて、企業・団体に対するランサムウェア攻撃など、大規模なセキュリティインシデントが数多く報告され、脆弱性管理対策製品市場が成長したとしている。
こうした状況を背景に、企業・消費者のデジタルシフトに伴うセキュリティリスク拡大への対策、個人情報保護/コンプライアンス対応として、AIを活用したサイバーセキュリティ対策が拡大すると同社は見ている。これにより、国内セキュリティ支出額は2022年~2027年まで年平均7.2%で成長し、2027年に1兆2488億円に達する見込みだという。
「デジタル社会の進行によって、企業/団体から個人に至るまでサイバーセキュリティのリスクが及ぶ。一方、セキュリティ人材とスキルの不足が国内市場での課題で、セキュリティリスクは拡大傾向にある。AIで人材/スキル不足を補完することや、リスク診断、攻撃検知、対策/復旧などを自動化する施策が今後重要になる」(同社)
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