テラスカイとNTTデータは2024年4月12日、それぞれのSalesforce事業の拡大を目的に、資本業務提携に合意した。NTTデータは、テラスカイの株式と新株予約権を取得し、今後テラスカイが発行する株式の20.12%を取得する。資本提携の下、テラスカイは3年間で合計170億円以上の売上を目指す。NTTデータは3年後にビジネス規模を500億円に拡大することを目指す。
テラスカイとNTTデータは、それぞれのSalesforce事業の拡大を目的に、資本業務提携に合意した。NTTデータは、テラスカイの株式と新株予約権を取得し、今後テラスカイが発行する株式の20.12%を取得する。資本提携の効果として、テラスカイは3年間で合計170億円以上の売上を目指す。NTTデータは3年後にビジネス規模を500億円に拡大することを目指す。資本提携の内容は以下のとおりである。
- NTTデータが、テラスカイの主要株主であるNTTテクノクロスが保有するテラスカイ株式138万4600株を、東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)により譲り受ける。
- NTTデータが、67万株程度を目安として、テラスカイ株式を市場買付けにより取得する。
- テラスカイからNTTデータに新株予約権(目的株式数67万株)の割当てを行う。
上記1および2の株式数が2024年2月29日現在のテラスカイの発行済株式総数1286万6380株に占める割合は15.97%である。また、上記1~3の株式数の合計が、2024年2月29日現在のテラスカイの発行済株式総数に新株予約権の目的株式数を加えた株式数1353万6380株に占める割合は20.12%である。
新株予約権は、原則として、2025年2月期から2027年2月期のいずれかの事業年度において、テラスカイの連結損益計算書における営業利益が一度でも25億円を超過した場合に限り、これ以降行使できることを行使条件としている。
なお、テラスカイは、2006年の創業時からSalesforceに特化して展開しているベンダーである。2021年にはテラスカイ・テクノロジーズを設立し、Salesforceエンジニアの育成・派遣事業を始めている。また、Salesforceの導入支援サービスに加えて、「mitoco」などのSalesforce上で動作するグループウェアや業務アプリケーションを開発・販売している。