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eラーニングの習熟度・理解度テストを生成AIが作成するオプション─東芝デジタルソリューションズ

2024年5月20日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東芝デジタルソリューションズ(TDSL)は2024年5月20日、教育管理・eラーニングシステム「Generalist/LM」のオプションとして、生成AIを活用した「テスト問題作成支援機能」の提供を開始した。習熟度・理解度テストの問題と解説を、生成AI(Azure OpenAI Service)が作成する。

 東芝デジタルソリューションズ(TDSL)の「Generalist/LM」は、eラーニングコンテンツの配信や集合研修の管理などの機能を持つクラウド型学習管理システムである。同社が販売している600コース以上の教育コンテンツを配信できるほか、ユーザー企業みずからPowerPoint/PDF/動画などを使ってコンテンツを作成可能である。

図1:「テスト問題作成支援機能」のメリット(出典:東芝デジタルソリューションズ)
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 今回、オプションとして「テスト問題作成支援機能」を追加した。「習熟度・理解度テスト」の問題と解説を、生成AI(Azure OpenAI Service)が作成する(図1)。

図2:「テスト問題作成支援機能」の操作画面(出典:東芝デジタルソリューションズ)
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 問題のトピックに関するテキストファイルをアップロードすることで問題を作成する。問題形式は、「択一形式」または「〇×形式」から選択し、問題数や問題の傾向についても選択可能である(図2)。「生成AIは複数のバリエーションで問題を作成することが得意なので、問題を定期的に変更して教育の鮮度を保てる」(同社)としている。表1は、実際に自動生成したテスト問題の例である。

表1:「テスト問題作成支援機能」で生成した実際の問題例(出典:東芝デジタルソリューションズ)
教育内容文

東芝の歴史
東芝の初期の歴史には2つの流れがあります。その一つである田中製造所は1875年、からくり人形や万年自鳴鐘などを発明し、若い頃からその名が広く知られていた田中久重(1799-1881) の創業から始まります。田中製造所は1893年に芝浦製作所と名を改め、1904年には株式会社芝浦製作所が創立。日本の重電メーカーの源流の一つとなりました。もう一つはエレクトロニクスの流れです。1890年に白熱舎が最初の白熱灯製造会社として創設。後に、さまざまなエレクトロニクス製品を開発し、1899年に東京電気と改名されました。1939年には、それぞれの分野でのリーダーであったこれらの2つの会社が東京芝浦電気株式会社として合併しました。

問題

第一問: 東芝の初期の歴史には何つの流れがあるか? (択一問題)
(1) 発明の流れとエレクトロニクスの流れ
(2) 田中製造所と芝浦製作所の流れ
(3) 白熱舎と東京電気の流れ
(4) 田中製造所とエレクトロニクスの流れ
解答: (4) / 東芝の初期の歴史には田中製造所とエレクトロニクスの流れがあります。

第二問: 田中製造所は1875年に創業された。○ か× か? ( 〇× 形式問題)
解答: 〇 / 田中製造所は1875年に創業されました。

第三問: 東京電気は最初の白熱灯製造会社である。○か×か?
解答: 〇 /東京電気は最初の白熱灯製造会社でした。

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eラーニング / 東芝デジタルソリューションズ / 生成AI / 教育プログラム / Azure OpenAI Service

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