広島銀行(本店:広島県広島市)は2024年7月8日、業務システムを行内外のシステムとAPIで連携させる「フロントチャネル連携基盤」を構築し、同年5月20日より運用開始したことを発表した。NTTデータ イントラマートのWebアプリケーション開発・実行プラットフォーム「Intra-mart」で開発している。同システム基盤を活用した顧客向けサービスとして、「ひろぎんビジネスポータル」を介した当座貸越の申し込み機能を提供開始した。
広島銀行は、業務システムを行内外のシステムとAPIで連携させる「フロントチャネル連携基盤」を構築し、2024年5月20日より運用している。
NTTデータの支援の下、NTTデータ イントラマートのWebアプリケーション開発・実行プラットフォーム「Intra-mart」で開発し、クラウド上で運用している。図1にあるように、同行の非対面チャネルと連携するための外部APIと、行内のシステムと連携するための内部APIを開発している。
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合わせて、事務処理を自動化する仕組みを構築。行員が属人的に判断していた確認処理や手作業が主体の各システム登録事務を、業務ワークフローとしてシステム化している。
同システム基盤を活用した顧客向けサービスとして、7月8日より「ひろぎんビジネスポータル」を介した当座貸越の申し込み機能を提供開始した。APIを介して勘定系システムからの借入明細照会や、申し込みデータのCRMなどのサブシステムへの連携する仕組みが備わっている。
同年9月2日には、同行コーポレートページにおける通帳・キャッシュカード再発行の手続きにおいて、ACSiONのe-KYCサービス「proost」に対応する。以降、APIを介して勘定系システムのデータをチェックする機能を構築する予定という。
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