ワークスタイル ワークスタイル記事一覧へ

[調査・レポート]

オンライン化で会議の頻度が増えたと6割強が回答─弁護士ドットコムが社内会議のストレスを調査

2024年8月26日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

弁護士ドットコムは2024年8月26日、社内会議で感じるストレスについての調査結果を発表した。回答者の6割強は、オンライン化による会議招待数の増加を実感している。会議の開始/終了のタイミングについては、約4割が予定どおりに始まらない会議を、約6割が予定どおりに終わらない会議を経験している。

 弁護士ドットコムは、社内会議で感じるストレスについて調査した。2024年8月5日~8月9日に、同社の電子契約サービス「クラウドサイン」の利用企業を対象にWebアンケートを実施し、405人から回答を得ている。

 予定どおりに始まらなかった会議はどの程度あるかを聞いたところ、39.0%は予定どおりに会議が始まらないと回答した。また、予定どおりに終わらなかった会議はどの程度あるかを聞いたところ、61.2%は予定どおりに会議が終わらないという結果になった。

 会議中に発言をしない参加者は不要かを聞いたところ、「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」を合わせた回答が43.0%だった。「そう思わない」と「どちらかといえばそう思わない」を合わせた回答は23.2%だった(図1)。

図1:会議中に発言をしない参加者は不要か(出典:弁護士ドットコム)
拡大画像表示

 オンライン会議(Web会議)の普及によって会議への招待・参加の頻度は増えたかを聞いたところ、「増えた」と「やや増えた」を合わせた回答が62.2%に上った。「減った」と「やや減った」はわずか0.5%だった(図2)。

図2:オンライン化による会議の招待・参加頻度(出典:弁護士ドットコム)
拡大画像表示

 オンライン会議の普及によって会議間のインターバルがない(会議が連続して開催される)場面が増えたかを聞いたところ、「増えた」と「やや増えた」を合わせた回答が57.3%だった。一方、「減った」と「やや減った」は1.9%だった。

 会議間のインターバルがないことによって感じる弊害を聞いたところ、上位5つの回答は、「トイレに行けない」(58.5%)、「集中力が続かない」(53.1%)、「作業ができない」(48.1%)、「前の会議のフォローアップやメモの整理ができない」(39.0%)、「会議の事前準備(インプット含む)ができない」(33.6%)となった(図3)。

図3:会議間のインターバルがないことによって感じる弊害(出典:弁護士ドットコム)
拡大画像表示

 オンライン会議の際にイラっとすることを聞いたところ、上位10項目は以下のようになった。

  1. 途中で接続が切れる(57.0%)
  2. 参加者の環境音が入る(39.5%)
  3. 画面共有が遅延する(38.3%)
  4. 会議への参加・入室がうまくいかない(37.5%)
  5. 定刻どおりに始まらない(34.8%)
  6. 不必要に参加者が多い(30.9%)
  7. コミュニケーションエラーが発生する(27.2%)
  8. だれも発言しない時間が発生する(26.7%)
  9. 遅刻をしているのに何事もなかったように参加する(15.8%)
  10. カメラをオフにして会議に参加をする(15.1%)
関連キーワード

弁護士ドットコム / ユーザー調査 / Web会議システム

関連記事

トピックス

[Sponsored]

オンライン化で会議の頻度が増えたと6割強が回答─弁護士ドットコムが社内会議のストレスを調査弁護士ドットコムは2024年8月26日、社内会議で感じるストレスについての調査結果を発表した。回答者の6割強は、オンライン化による会議招待数の増加を実感している。会議の開始/終了のタイミングについては、約4割が予定どおりに始まらない会議を、約6割が予定どおりに終わらない会議を経験している。

PAGE TOP