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[事例ニュース]

鴻池組、建物におけるCO2排出量の算定をAIで自動化

CO2排出量算定システム「Gorlem CO2」を導入

2024年12月20日(金)IT Leaders編集部

鴻池組(本社:大阪市中央区)は、同社が手がける建物におけるCO2排出量の算定をAIで自動化する取り組みを開始した。ゴーレムが提供する、建物のライフサイクル全体のCO2排出量を算定するシステム「Gorlem CO2」を用いる。ゴーレムが2024年12月19日に発表した。

 積水ハウスグループの建設会社である鴻池組は、SDGs(持続可能な開発目標)の枠組みに則り、CO2排出量の削減を見据えた取り組みを進めている。

 建築分野のCO2排出量を削減するにあたっては、建物の材料調達から施工、その後の使用段階を経て解体・廃棄までに発生するCO2排出量を算定する必要がある。排出量を正確に算定するためには、建物の構成部材の1つ1つを所定のCO2排出原単位とひもづける必要があり、専門知識を持つ技術者でも手作業で相当な時間を要することが課題だった。

図1:建物のライフサイクル全体のCO2排出量を算定するシステム「Gorlem CO2」の概要(出典:ゴーレム)
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 課題解決のため、ゴーレムが提供する、建物のライフサイクル全体のCO2排出量を算定するシステム「Gorlem CO2」を導入した。CO2排出量の算定をAIで自動化する仕組みで、正確・迅速な算定が可能になるとしている。

 鴻池組は、同社が培ってきたノウハウやデータをマシンラーニング(機械学習)で学習させたうえでGorlem CO2を利用している。同システムは、日本建築学会が定める「建物のLCA(Life Cycle Assessment)指針」や各団体の算定ツールに対応しており、建築主のニーズに合わせた算定結果が得られるという。

 検証においてCO2排出量を可視化し、用途、構造、規模が異なる各種建物のCO2排出量のデータを蓄積することで、データの活用を進めていく。将来的には、建物のライフサイクル全体でのCO2排出量削減に資する合理的かつ訴求力のあるプランを建築主に提案できるようにしていく。

関連キーワード

鴻池組 / 建設 / ESG / SDGs / 脱炭素社会 / カーボンフットプリント / 大阪府 / 大阪市

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