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2025年2月12日(水)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMSをGUIで操作・管理可能なデータベース操作/開発支援ツールである（関連記事：アシスト、PostgreSQLのGUI操作ツール新版「SI Object Browser for Postgres 24」を販売）。

　RDBMSに接続して、テーブルなどの各種オブジェクトの作成/編集、RDBMS側で動作する業務ロジック（ストアドプロシージャ）の作成、SQLの実行などの操作が可能。テストデータの自動生成機能やテーブル定義書などの各種ドキュメントの出力機能なども備える。RDBMSが標準で備えるツールよりも高機能であることをアピールしている。

　接続するRDBMSごとに製品を用意している。Oracle Database、SQL Server、Db2、HiRDB、Symfoware、PostgreSQLの各版を利用できる。今回、PostgreSQL版「SI Object Browser for Postgres」における2024年版のマイナーバージョンアップとなる「24.1」をリリースした。なお、PostgreSQL版については以前からアシストが総販売代理店として取り扱っている。

　新版では、接続（セッション）ごとに色分けして表示できるようにした。ログイン時に色を設定することで、接続後の各画面を設定した色で表示する。例えば、本番環境と開発環境で色を分けることで誤操作を防止できる（画面1）。

画面1：接続（セッション）ごとに色分けして表示できるようにした（出典：アシスト）
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　SQL実行などの各エディタ画面にツールバーを追加した（画面2）。UNDOやSQL整形、マクロ実行などの操作が従来のポップアップメニューからの操作よりも素早く実行できる。また、画面の右側にオブジェクトツリーを追加した。接続中のデータベースのテーブルやカラムの情報を検索したうえで、エディタ欄にドラッグ＆ドロップが可能。また、SQLからプログラムコードへの変換や単語単位での検索も行える。

画面2：SQL実行などの各エディタ画面にツールバーを追加した（出典：アシスト）
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　テーブル画面のデータタブには、列名を、列コメントで設定した文字列に切り替える機能を追加した。列コメントに列名の日本語訳を設定した場合、データタブ上で即座に日本語に切り替えられる。このほか、主キー（プライマリキー）の強調表示やCSV出力も可能になった（画面3）。

画面3：テーブル画面のデータタブに、列名をコメントで設定した文字列に切り替える機能を追加した（出典：アシスト）
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　新版では、ライセンスも拡充し、買い切り型に加えてサブスクリプション型を用意した。主なメリットは、初期費用を抑えられること、常にその時点での最新バージョンが使えること、同一ライセンスで自社PCとクラウドサービス上の仮想PCのどちらでも使えること、などである。

　価格（税別）は、最小構成となる1クライアントの場合、買い取り型ライセンスが4万6500円で任意の保守契約（システムインテグレータによる保守サポート）が2年間で1万8600円（表1）、サブスクリプションライセンスが年額3万2500円（表2）。