三菱重工業(本社:東京都千代田区)は、名刺管理ツールを活用して、同社グループの営業情報管理基盤となる顧客データベースの構築を進めている。ハンモックの名刺管理・営業支援クラウドサービス「ホットプロファイル」を導入し、名刺管理の標準化に取り組む。ハンモックが2025年2月12日に発表した。
三菱重工では、名刺の管理を長年、紙ベースかつ個人単位で行ってきた。名刺データの電子化や共有が進まず、取引先の検索・管理に手間がかかり、営業活動の効率化を妨げていたという。
営業情報や個人情報の適切な管理の必要性が高まる中、名刺データを個人管理から組織での一元管理に移行すべく、ハンモックの名刺管理/SFA(営業支援)クラウドサービス「ホットプロファイル」を導入した。選定にあたっては、名刺データを基に営業活動を可視化できることや、名刺情報の閲覧・管理権限を個別に設定できる機能などを評価した(図1)。
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三菱重工グループでは、組織ごとに複数の名刺管理ツールが利用されていたが、現在は、グループ全体の標準ツールとしてホットプロファイルを活用しようとしている。取り組みを進めることで、グループの営業情報管理基盤となる顧客データベースの構築を目指す。
統一したセキュリティ基準の下で名刺データを管理することで、情報漏洩リスク軽減や法令順守を推し進めると共に、顧客接点の強化を図っていくとしている。