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社員/顧客と対話する社長のデジタルクローン─リコー、経営者の3Dモデル/AIエージェント作成サービスを提供

鹿児島市の建設会社社長のデジタルクローンを構築

2025年4月11日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

リコーは2025年4月11日、企業経営者本人のデジタルクローンとなる3Dモデルを作成するサービスを提供開始した。将来的には、3Dモデルと社長の考え方を学習させたAIを連携させ、社長の代わりに社員や顧客と対話可能なデジタルクローン型AIエージェントを開発する予定である。今回、建設・測量事業などを営む久永(本社: 鹿児島県鹿児島市)社長の久永修平氏の3Dモデルを作成した。

 リコーは、企業経営者本人のデジタルクローンとなる3Dモデルを作成するサービスを提供開始した。将来的には、3Dモデルと社長の考え方を学習させたAIを連携させ、社長の代わりに社員や顧客と対話可能なデジタルクローン型AIエージェントを開発する予定である。

 今回、建設・測量事業などを営む久永(本社: 鹿児島県鹿児島市)社長の久永修平氏の3Dモデルを作成した。久永社長のデジタルクローンは、2025年3月21日に実施した創立105周年記念イベントにおいて、久永社長の声で今後の抱負を来場者に語りかけた(画面1)。

画面1:リコーが提供した、久永の久永社長を模したデジタルクローンの3Dモデル映像(出典:リコー)
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 デジタルクローン製作においては、全身を360度から撮影した200枚以上の画像データから、AIを活用して3Dモデルを作成。動画撮影をリコーの会議ソフトウェア「RICOH PRISM」で行った。モーションキャプチャしたモデリングデータをRICOH PRISM内に投影することで、没入感のある動画にしたとしている。

 久永の事例における、企業経営者のデジタルクローンのユースケースとして下記を挙げている。

  • プロモーション:リクルート活動用の動画、Web/SNSサイトへの動画掲載、応接ルームへの常設展示による来場者へのおもてなし
  • 社員教育/アイデア活性化ツール:社員からの業務質問に対して、企業理念や久永社長の考え方を通した回答例の提示
  • 社員とのコミュニケーションツール:簡易的な相談ツールとして久永社長への親近感向上、エンゲージメント向上に貢献
  • 受付・案内など比較的簡易な業務
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