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特権ID管理ツール新版「ESS AdminONE V1.4」、ゲートウェイ仲介とパスワード貸出を組み合わせた構成に対応

2025年4月23日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

エンカレッジ・テクノロジは2025年4月22日、特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE V1.4」を販売開始した。新版では、これまでネットワーク構成などに応じて選択していた「ゲートウェイ構成」と「貸出ツール構成」を組み合わせて利用できるようにした。2段構成により、重要システムへの不正アクセスのリスクを減らすとしている。

 エンカレッジ・テクノロジの「ESS AdminONE」は、特権IDによる情報システムへのアクセスを一元管理/制御するソフトウェアである。エンドユーザーとなるシステム管理者は、特権IDのID/パスワードを知ることなく、該当システムにログインできる(関連記事特権ID管理ツール新版「ESS AdminONE V1.3」、SAMLのSSOログイン制御に対応─エンカレッジ・テクノロジ)。

図1:ESS AdminONEにおける「ゲートウェイ構成」と「貸出ツール構成」の概要(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 情報システムへのアクセスをゲートウェイで仲介する「ゲートウェイ構成」と、アクセス端末や踏み台サーバーにインストールした専用ソフトウェアに対してパスワードをつど付与する「貸出ツール構成」の2つの構成で利用できる。ゲートウェイ構成では、SSHログインによるターミナル(CLI)操作またはシンクライアント(RDPプロトコル)による画面操作を仲介する(図1)。

図2:リモート運用時にESS AdminONEを2段構成で運用する例(出典:エンカレッジ・テクノロジ)
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 新版のESS AdminONE V1.4では、2つの構成を同時に利用できるようにした(図2)。例えば、リモート運用において、社外から社内の踏み台システムに対してはゲートウェイを介してアクセスする。そのうえで、踏み台システムから重要システムなどの管理対象システムへのアクセスは、貸出ツールを使ってアクセスする。こうした2段構成により、重要システムへの不正アクセスのリスクを減らすとしている。

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エンカレッジ・テクノロジ / 特権ID管理 / ESS AdminONE / パスワード / ゼロトラスト

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