[事例ニュース]

JAL、メインフレームのマイレージ関連システムをAWSに移行、COBOLをJavaにリライト

TISのマイグレーションサービスを利用して8カ月で移行

2025年5月23日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

日本航空(本社:東京都品川区)は、メインフレームで運用していたマイレージ関連データ連携システムをAWSに移行し、トラブルなく運用している。COBOLをJavaにリライトする手法を採用し、TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を利用して2023年8月から2024年3月の8カ月間で移行を完了した。TISが2025年5月23日に発表した。

 日本航空(JAL)では、提携先のホテルや航空会社とのマイレージ関連データの連携システムの稼働基盤として、長らくIBMメインフレームを運用していた。

 同社によると、2024年3月末のメインフレーム保守期限のタイミングで、システムの一部をJALがプライベート利用するAmazon Web Service(AWS)上に短期間で移行する必要が生じたという。

図1:日本航空が脱メインフレーム化を図ったマイレージ関連データ連携システムの概要(出典:TIS)
拡大画像表示

 クラウドへのマイグレーション方法として、変換ツールによるCOBOLからJavaへのリライトを選択し、TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を採用。2023年8月から2024年3月の8カ月間で移行を完了している(図1関連記事TIS、メインフレームの旧式システムをオープン環境に移行して現代化するサービスをメニュー化)。

 移行プロジェクトでは、リスクや課題の管理・共有を重視し、開始当初からTIS、JALデジタル、ジョブ基盤運用ベンダーによる週1回の定例会を設けて臨んだ。事前テストを経て、AWSでの新システムの稼働開始してから現在まで、トラブルは発生していないという。

関連キーワード

日本航空 / レガシーマイグレーション / AWS / クラウド移行 / リライト / 運輸・交通 / 航空 / TIS / マイグレーション

関連記事

トピックス

[Sponsored]

JAL、メインフレームのマイレージ関連システムをAWSに移行、COBOLをJavaにリライト日本航空(本社:東京都品川区)は、メインフレームで運用していたマイレージ関連データ連携システムをAWSに移行し、トラブルなく運用している。COBOLをJavaにリライトする手法を採用し、TISの「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を利用して2023年8月から2024年3月の8カ月間で移行を完了した。TISが2025年5月23日に発表した。

PAGE TOP