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業務ロジックをアプリから分離するBRMS新版「Progress Corticon 7.1」、ルール関連の質問にAIが回答─アシスト
2025年6月2日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アシストは2025年6月2日、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフトウェア新版「Progress Corticon 7.1」(開発元:米Progress Software)を提供開始した。新版では、作成したルールに関する質問に回答するAIアシスタント機能が加わり、ルール変更時の修正点や影響範囲を容易に確認できるようになった。
アシストが販売する「Progress Corticon」(開発元:米Progress Software)は、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフトウェアである。ビジネス(業務)ロジックをアプリケーションから分離して管理できる(関連記事:業務ロジックをアプリから分離するBRMS新版「Progress Corticon 6.3」、ルール実行結果をトレース可能に─アシスト)。
本来、「if-then」(もし~なら~する)という業務上のルール(業務ロジック)は、開発者が個々のアプリケーションに直接組み込んでいる。BRMSでは、業務ロジックを独立してメンテナンスできるようにアプリケーションから分離する。業務ロジックを変更した際もアプリケーションを改修しなくて済む。
Progress Corticonでは、業務ルールをノーコードで定義・作成可能である。人が業務で使っている語彙を用い、表計算ソフトウェアのような画面とフローチャートでルールや処理順序を設定可能である。また、ルールを登録した段階で、ルールの矛盾や抜け漏れを自動で検出する。

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新版のバージョン7.1では、作成したルールに関する質問に回答するAIアシスタント機能が加わった(画面1)。OpenAIの生成AIを用いた同機能により、各ルールをわかりやすく説明してもらったり、業務ルールに変更がある際、どのルール設定をどう変更すればよいかを調べたりできる。また、ルールのテストケースを自動生成する「ルールテストジェネレーター」も用意している。
ライセンスは、買い取り型の「パーペチュアルライセンス」と期間購読型の「サブスクリプションライセンス」の2つから選べる。価格は要問い合わせ。