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業務ロジックをアプリから分離するBRMS「Progress Corticon」新版、ルール実行結果をトレース可能に

2022年11月16日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アシストは2022年11月16日、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフトウェア「Progress Corticon」(開発元:米Progress Software)の新版「バージョン6.3」を提供開始した。新版では、ルールの実行結果をトレースするビューア機能を追加した。また、外部データをWeb APIで取り込む際のデータソースの指定方法を改善し、GET(URL指定)だけでなくPOST(データ送信)で指定できるようにした。

 アシストが販売する「Progress Corticon」(開発元:米Progress Software)は、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフトウェアである。業務ロジックをアプリケーションから分離して管理できる(関連記事アシスト、ビジネスルール管理システム新版「Progress Corticon 6.1」、データ接続を強化)。

 本来、「if-then」(もし~なら~する)という業務上のルール(業務ロジック)は個々のアプリケーションに組み込んでいる。Progress Corticonでは、業務ロジックを独立してメンテナンスできるようにアプリケーションから分離する。業務ロジックを変更した際も、アプリケーションを改修しなくて済む。また、業務ルールを登録した段階で、ルール同士の矛盾や抜け漏れを自動で検出する。

 新版のバージョン6.3では、ルールの実行結果をトレースするビューア機能を追加した(画面1)。ビューア機能を使いながらテストを実行することで、「実行されたルール」「ルール列」「ルールによって変更された値」を確認できるようになった。これにより、ルールの分析やデバッグの時間を短縮する。ルールのトレース結果はビューア画面で確認できるほか、ルール実行時のレスポンス結果としても受け取れる。

画面1:ルールの実行結果をトレースするビューア画面(出典:アシスト)
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 「従来、ルールの実行結果(アクションの実行順序など)をトレースするためには、ルール実行時のメッセージと、実装したルールシート/ルールフローを照らしあわせ、目視で確認するしかなかった。また、実行したエンティティや属性を確認するには、これらをルールメッセージに付与して出力する必要があった。属性の途中経過の値を確認することもできなかった」(アシスト)

 新版ではさらに、外部データをWeb API(REST API)で取り込む際のデータソースの指定方法を改善し、GET(URL指定)だけでなくPOST(データ送信)で指定できるようにした。より柔軟に外部データを取り込めるようになった(画面2)。

画面2:外部データをREST APIを介して取得する設定画面(出典:アシスト)
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