アシストは2019年6月11日、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフトウェア「Progress Corticon」の新版「バージョン6.1」を発表、同日提供を開始した。新版では、Progress Corticonから直接接続できるデータソースを増やした。開発会社は米Progress Software。
Progress Corticonは、業務ロジックをアプリケーションから分離して外出しできるBRMSサーバーソフトウェアである(関連記事:アシスト、ビジネスルール管理システムの新版Progress Corticon 5.7、ルール開発を効率化)。
本来であれば、「if-then」(もし~なら~する)という業務上のルール(業務ロジック)は、個々のアプリケーションに組み込まれている。Progress Corticonでは、業務ロジックをアプリケーションから外出しする。これにより、業務ロジックだけをアプリケーションからは独立してメンテナンスできるようにしている。業務ロジックを変更した際にも、アプリケーションを改修しなくて済む。
Progress Corticonではまた、業務ルールを登録した段階で、ルール同士の矛盾や抜け漏れを自動で検出する。業務ルールが複雑かつ改定が多い金融/保険業界での導入が進んでいるという。昨今では、製造業やサービス業においても採用する企業が増えているとしている。
新版では、データソースへのアクセス機能を強化した(図1)。新たに、Microsoft Dynamics CRMのデータや、REST API経由で取得できるデータに接続できるようにした。これらのデータを利用した業務ロジックを、外部のクライアントアプリケーションと組み合わせることなく、Progress Corticonだけで実行できる。また、サードパーティ製のデータベースドライバを介して接続できる任意のデータベースからデータを取り込めるようにした。

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