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業務ロジックを切り出すBRMSツール新版「InnoRules v8.0」、Webブラウザから操作可能に

2025年5月29日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

イノルールズは2025年5月29日、BRMS(ビジネスルールマネジメントシステム)ソフトウェア新版「InnoRules v8.0」を同年7月1日から提供すると発表した。新版では、ルールを設定するクライアントツールがWebブラウザベースになったほか、ルールの設定フォーマットを定めたテンプレートが4種類増えて12種類になり、より多様なシステムに適用できるようになった。

 韓国InnoRules日本法人のイノルールズが提供する「InnoRules」は、業務システムからビジネス(業務)ロジックを分離して管理可能にするBRMS(ビジネスルールマネジメントシステム)ソフトウェアである。

 業務ロジックをハードコーディング(埋め込む)することなく、業務ロジックだけを独立してメンテナンスでき、業務ロジックの変更のたびにシステムを改修しなくて済む(画面1)。

画面1:BRMSソフトウェア「InnoRules」のWebクライアント画面(出典:イノルールズ)
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 新版のv8.0では、ビジネスルールを設定するクライアントツール「Rule Builder」がWebブラウザベースになり、PCへのインストールが不要。HTML5が動作するブラウザからルールを設定できるようになった。アクセス先となる「Rule Builder Server」やルールエンジン「Rule Server」はJavaアプリケーションサーバー(Apahe Tomcat)で動作する(図1)。

図1:BRMSソフトウェア「InnoRules」のシステム構成(出典:イノルールズ)
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 また、ビジネスルールの設定フォーマットを定めたテンプレートが4種類増えて12種類になり、より多様なシステムに適用できるようになった。

 既存のテンプレートは、テーブル、DB、ブランチ、ループ、コールバック、フロー、ディシジョンテーブル、データの8種類。追加されたのは下記の4種類である。

  • フィルタ(ルール実行結果を特定条件でフィルタリング)
  • DBフィルタ(SQL実行結果から特定条件に合うデータのみを取り出す)
  • マトリックスコンディション(行と列の条件を組み合わせて判定、図2
  • カラムコンディション(演算子を含む比較値を入力)
図2:BRMSソフトウェア「InnoRules」に新たに追加したルールテンプレート「マトリックスコンディションルール」の概要(出典:イノルールズ)
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 イノルールズは2018年に、アステリアのデータ連携ソフトウェア「ASTERIA Warp」と、同ソフトからInnoRulesのBRMS機能を利用するための専用アダプタをセットにした「InnoRules BRMS for ASTERIA Warp」を提供している(関連記事データ連携ソフト「ASTERIA Warp」の業務ルールを分離するBRMS連携アダプタ─イノルールズ)。

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