アシストは2019年5月22日、BRMS(ビジネスルール管理システム)ソフトウェア「Progress Corticon」の新版「バージョン5.7」を発表、同日提供を開始した。新版では、ルール開発を効率化する機能を強化したほか、データベース接続機能を改善した。開発会社は米Progress Software。
アシストの「Progress Corticon」は、業務ロジックをアプリケーションから分離して管理するBRMSサーバーソフトウェアである(関連記事:アシスト、BRMS新版「Progress Corticon 5.6」で業務ルール開発を容易に)。
本来であれば、「if-then」(もし~なら~する)という業務上のルール(業務ロジック)は、個々のアプリケーションに組み込まれている。これを分離することによって、業務ロジックだけを独立してメンテナンスできる。業務ロジックの変更時にアプリケーションを改修しなくて済む。
新版での強化ポイントの1つは、ルール開発を効率化したことである。まず、エンティティや属性、関連性などの名前を変更した際に、これらの語彙を使っているルールのアセットに名称の変更を反映するようにした。また、ルールのアセットにコメントを付与できるようにした(画面1)。ルールの変更や引き継ぎなどを記載することで、共同開発の生産性が向上する。

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