[新製品・サービス]
ハイブリッド環境の複数システムを統合・連携する「IBM webMethods Hybrid Integration」
2025年6月10日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)
日本IBMは2025年6月10日、システム統合・連携ツールの新製品「IBM webMethods Hybrid Integration」を同年6月16日から提供すると発表した。オンプレミス/IaaS上の各システムやSaaSなどが混在したハイブリッドなシステム全体を連携させて運用できるようにする。システム連携のワークフローやAPIなどを生成AIを用いて自動で開発できる。
日本IBMの「IBM webMethods Hybrid Integration」は、システム統合・連携ツールである。オンプレミス/IaaS上の各システムやSaaSなどが混在したハイブリッドなシステム全体を連携させて運用できるようにする。オンプレミス/IaaS環境で動作するほか、SaaS型でも提供する(図1)。

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米IBMが2024年に独Software AGから買収したシステム連携ミドルウェア/iPaaS「webMethods」がベースである。これに、システム連携手段を拡充してオンプレミスやクラウドを横断的に統合運用するための「Hybrid Control Plane」を追加している。
メッセージキューの「IBM MQ」、プロトコル/フォーマット変換の「IBM App Connect Enterprise」、イベントやAPIの処理など、IBMの各種連携ツール/技術を組み合わせることで、統合・連携可能なシステムを広げることが可能。また、システム連携のワークフローやAPIなどを、生成AIを用いて自動で開発できる(画面1)。

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