インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年6月2日、同年4月に実施したユーザー調査「情シス・DX部門の人材不足に関する調査」の結果を発表した。回答者の約8割が人材不足を感じており、特にDX関連部門や情報システム部門でその傾向が強かった。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、企業の正社員を対象に「情シス・DX部門の人材不足に関する調査」を実施した。2025年4月9日~16日の調査期間で1378件の有効回答を得た。
回答者の約8割が人材不足を感じていることが分かった。特にDX部門、ITエンジニア・システム関連(情シス以外)、情報システム部門といったIT関連部門でその傾向が顕著だった(図1)。

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人員の補充経路については、「キャリア・中途採用」が約半数を占める中で「現在の採用経路である程度補充できると感じる」と答えたのは全体の3割に満たなかった。「一般事務職やマーケティング職に次いで、DX部門、情報システム部門が補充の難しさを感じている」(IIJ、図2)。

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人材補充ができない理由として「採用に対する応募が少ない」との回答が約6割あった。要因は「企業ブランド力が低い」「給与条件が悪い」が上位だった(図3)。

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●Next:足りていないIT人材は?
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