[新製品・サービス]

NEC、金融機関のクラウド導入・運用をトータルで支援するSIを提供

2025年6月20日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2025年6月19日、SIサービス「NEC 金融クラウドソリューション」を提供開始した。金融機関のクラウド導入・運用をトータルで支援する。クラウド導入時に必要になる基盤構築から運用までの4つのサービスで構成され、必要なサービスを選んで利用する。料金(税別)は最小構成で月額50万円からで、別途、初期構築費用やAWS利用料が必要。

 NECの「NEC 金融クラウドソリューション」は、金融機関のクラウド導入・運用をトータルで支援するSIサービスである。クラウド導入時に必要になる、基盤構築から運用までの4つのサービスで構成され、必要なサービスを選んで利用する。ニーズに合わせて迅速に環境を構築できるように、組み合わせが容易なサービスを用意したという(図1

図1:「NEC 金融クラウドソリューション」の概要(出典:NEC)
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 金融機関に要求されるセキュリティレベルを標準で備えている。構築後は24時間365日の有人監視を実施し、異常時に通報する。4つのサービスの内容は以下のとおり。

(1)NEC Secure PaaS/IaaS for Finance
 クラウドの新規導入やオンプレミス運用の業務システムをクラウドに移行する際のシステム基盤である。NECの金融機関でのクラウド構築経験から導き出したベストプラクティスを提供する。Amazon Web Services(AWS)を利用する。

(2)Secure CI/CD環境構築・運用サービス
 アプリケーションの品質を保ちながら迅速にリリースするための開発環境を構築して運用するサービスである。NECのCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリ)プロジェクトの導入経験から標準化した開発プロセスに基づいている。

(3)ガードレール構築・運用サービス
 クラウド環境のセキュリティを統制し、危険な操作を予防・発見・是正するサービスである。標準的なセキュリティ設定を施したテンプレートを選ぶことで、セキュリティポリシーの設定負荷を軽減する。加えて、構築・運用までを包括的に支援し、セキュリティ事故を防ぐ。

(4)マネージドクラウドサービス
 システムの監視から日々の運用、障害対応までをマネージド型で実施するサービスである。AWS上で動作するシステムを24時間365日運用する。

 「パブリッククラウドサービスを導入するにあたり、クラウド特有のセキュリティ対策や頻発する環境アップデートへの対応などが必要で、専門人材の不足などの課題がある。なかでも金融機関は、所有しているIT資産が多く、障害耐性の高さが求められる」(NEC)

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