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ローコード開発「楽々Framework3」、生成AIでアドオン用コードを自動生成

2026年6月8日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

住友電工情報システムは2026年5月28日、ローコード開発・実行基盤「楽々Framework3」の新機能「AIプラグインビルダー」を発表した。自然文で業務要件を入力すると、生成AIがアドオン開発用のJavaソースコードを生成する。現在は技術サポート契約下の試験利用という位置付けで、サポートサイト上で公開している。2026年度中の正式サービス提供を目指す。

 住友電工情報システムの「楽々Framework3」は、Webアプリケーションのローコード開発ツールである。Java言語によるWebアプリケーションフレームワーク(ソフトウェア部品群)であり、Webアプリケーションを部品を組み合わせるだけのノンプログラミング型で開発できる(関連記事ローコード開発「楽々Framework3 Ver.3.1」、ER図の編集に連動してテーブル定義情報を更新)。

 Javaソースコードを記載することで、ユーザーごとの業務要件を満たすアドオンプログラムも開発可能である。新機能の「AIプラグインビルダー」は、このアドオン開発を容易にする。自然文で業務要件を入力すると、生成AIが楽々Framework3の実装知識データベース(マニュアル、FAQ、Javadocなど)を参照し、アドオン開発に利用可能なJavaソースコードを生成する。内部ではRAG(検索拡張生成)を応用している。

 例えば、「受注登録時、得意先マスターに存在しない得意先コードが入力されたらエラーメッセージを表示する」といった実装要件を自然文で入力するだけで、内容に応じてアドオンの実装メソッドを推定し、必要なJavaソースコードを生成する(画面1)。これにより開発者は、ゼロからコードを記述する負担を軽減できる。

画面1:自然文をもとにアドオン開発に利用可能なJavaソースコードを生成している画面(出典:住友電工情報システム)
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 開発中のソースコードや修正対象のソースコードを「ベースとなるソースコード」として指定することで、生成AIがその雛形や前提を考慮したソースコードを出力できる(画面2)。既存コードへの追記や改修といった実務的なシーンでも活用しやすくなる。また、AIに対してメッセージ定義やテーブル仕様などの要件を補足情報として与えることも可能で、設計意図を反映したソースコードの生成によって生成後の手戻りを抑える。

画面2:雛形や前提を指定したソースコード出力指示画面(出典:住友電工情報システム)
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 また、同機能はソースコードを生成して終わりではなく、実装内容の理解を支援する解説機能も備える(画面3)。例えば、出力したソースコードの「解説」タブから、気になるコード上の該当箇所にマウスオーバーするだけで、対象部分の解説を画面右側に表示する。これにより、開発経験の浅いユーザーでも生成結果を確認しやすくなる。

画面3:実装内容の解説を表示している画面(出典:住友電工情報システム)
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 今回はAIプラグインビルダーと合わせて、製品本体の新版「Ver.3.3.4」も同時にリリースした。同バージョンでは、業務データを集約して可視化するダッシュボードに、状況に合わせて分析の切り口を変更する「データ絞り込み」機能を追加した(図1)。画面上で条件を指定することで、例えば指定した日付の売上データだけを抽出して集計したり、特定部門や担当者に該当するデータだけを表示したりできる。

図1:「データ絞り込み」機能を追加したダッシュボード画面(出典:住友電工情報システム)
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