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デル、AIコーディング機能を搭載したGPUサーバー「Dell AI Code Assistant」を提供

2025年7月25日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

デル・テクノロジーズは2025年7月24日、アプライアンスサーバー「Dell AI Code Assistant」を提供開始した。GPUサーバーマシンに、イスラエルTabnineの「Tabnine Enterprise」を中核としたAIコーディング支援ソフトウェアを搭載し、アプライアンスサーバーとして提供する。クラウド上のLLMを用いずに、オンプレミス環境でAIによるコード生成が行える。

 デル・テクノロジーズの「Dell AI Code Assistant」は、オンプレミス環境で動作するアプライアンスサーバーである。GPUサーバーマシンに、イスラエルTabnineのAIコーディングツール「Tabnine Enterprise」を中核としたAIコーディング支援ソフトウェアを搭載している(図1)。

図1:オンプレミス型AIコーディング支援システム「Dell AI Code Assistant」の概要(出典:デル・テクノロジーズ)
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 クラウド上の大規模言語モデル(LLM)に接続しなくても、オンプレミス環境でAIによるコード生成が可能である。処理がローカルで完結するので、ソースコードなどの知的財産が外部に漏洩するリスクを抑える。金融や医療などのネットワーク分離環境でもAIの恩恵を受けられるとしている。

 Tabnine Enterpriseを中核にしたAIコーディングを用いて、企業固有のコーディング規約やパターン、スタイルガイドに適合するコードを生成する。自然言語での指示による初期ドラフトコードの生成から、デバッグ、レビュー、コンプライアンスの検証、テストケースとドキュメントの生成まで、ソフトウェア開発ライフサイクル全般をサポートする(図2)。

 開発時のセキュリティ/ガバナンス面では、コードの脆弱性を特定し、フラグ付けする機能を備える。また、AIが生成したコードと公開ソースとの類似性を検出する機能により、ライセンス違反や知的財産権侵害を防ぐ。

図2:Dell AI Code Assistantによるコーディング支援の概要(出典:デル・テクノロジーズ)
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