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企業版LINEの新版「LINE WORKS 4.3」、LINEユーザーとのトークでメンション/返信が可能に

2025年7月25日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

LINE WORKSは2025年7月24日、法人向けビジネスチャット/コミュニケーションサービスの新版「LINE WORKS 4.3」をリリースした。新版では、LINEユーザーに対しても送信・返信が可能にしたほか、メールやURLを介してファイルを容易に受信できるようにした。

 LINE WORKS(2024年1月にワークスモバイルジャパンから社名変更)の「LINE WORKS」は、「LINE」をベースにした法人向けのビジネスチャット/コミュニケーションサービスである。トーク(1対1や複数ユーザーでのチャット)やスタンプに加え、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなどのグループウェア機能を備える。

 LINEの使い勝手を継承しているため、教育コストを抑えつつ、多くのユーザーが慣れ親しんだUI/UXで直感的に利用できるのが特徴である関連記事LINE WORKS 4.2」リリース、トークルームのカテゴリー表示やOCR画像検索機能を追加)。

画面1:LINE WORKS上でLINEユーザーに対してメンション・リプライできるようにした(出典:LINE WORKS)
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 新版のLINE WORKS 4.3では、グループトークにおいて、個人向けのLINEを使うユーザーに対してメンション(あて先を指定した送信)や、1対1トークでの返信が可能になった(画面1)。これまで、LINEユーザーとのトークは、LINE WORKSユーザー同士のトークとは異なり、メンションとリプライができなかった。

 アドレス帳の使い勝手を改善し、外部連絡先を統合できるようにしている。これまでは社内メンバーが同じ外部ユーザーを個別に登録すると、連絡先が重複する仕様だったが、今回、重複した連絡先を1つににまとめて管理できるようにした。また、Webブラウザ版のアドレス帳にある顧客/取引先(外部LINE WORKSユーザー)を選択してグループトークルームを作成できるようになった。

 ファイルの受信についても企業での利用実態を踏まえて改善した。ドライブ(クラウドストレージ)のフォルダごとに、ファイルアップロード用のメールアドレスを発行できるようになった。アドレスあてに届いた添付ファイルを自動的に該当フォルダにアップロードする仕組みである。また、アップロード専用URLを発行する機能を追加した。複数のメンバーから書類を回収する際、他のメンバーがアップロードしたファイルを互いに閲覧できない状態で安全にファイルを収集することができる。

 ほかには、Google ドライブからLINE WORKSのストレージにファイルを移行する機能が加わった。ローカル環境を経由せずクラウド間で直接ファイルを移行できる。

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LINE WORKS / ビジネスチャット / グループウェア / LINE

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