LINE WORKSは2025年4月10日、法人向けコミュニケーションツール「LINE WORKS」のメジャーアップデート版「バージョン4.2」をリリースした。新版では、トークルームのカテゴリー表示や、掲示板の投稿にラベルを追加できる機能などを追加した。また、ファイル添付時のセキュリティを強化したほか、OCR技術を活用して検索機能を改善している。
LINE WORKS(2024年1月にワークスモバイルジャパンから社名変更)の「LINE WORKS」は、「LINE」をベースにした法人向けのビジネスチャット/コミュニケーションツールである。チャットやスタンプに加え、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなどのグループウェア機能を備える。LINEの使い勝手を保ちつつ独自に開発・提供を行っており、エンドユーザーの教育コストを抑えつつ、導入した日から活用できるとしている。
メジャーアップデート版となる「バージョン4.2」では、トークルームのカテゴリー表示や、掲示板の投稿にラベルを追加できる機能など、“ちょっとした不便”を解消する強化を行った。また、ファイル添付時のセキュリティを強化したほか、OCR(光学文字認識)を活用して検索機能を改善している。
トークルームは、カテゴリー別(すべて、1:1、複数人、Bot)に分類して表示するようになり、目的のトークルームに速やかにアクセスできる(画面1)。スマートフォンをトランシーバーとして使う「LINE WORKSラジャー」を利用中の場合は、Botの横にラジャーのタブも表示する。
画面1:トークルームをカテゴリー別に分類して表示できるようにした(出典:LINE WORKS)拡大画像表示
通知バッジにおいて、トーク、掲示板、カレンダーの更新といった複数の通知がある場合にも、重要な通知を見逃さないようにUIを改善。サービス通知に新着トークや予定の招待がある場合に、アイコンに「N」のマークを表示する。
掲示板では、掲示板内の投稿が増えてきた場合でも、投稿にラベルを付与することで簡単に分類可能にした。ラベルでフィルタリングでき、確認したい投稿にすぐにたどり着くことができる(画面2)。
画面2:掲示板の投稿にラベルを付けて管理できるようにした(出典:LINE WORKS)拡大画像表示
掲示板へのより多くの投稿を促し、利用の活性化につながるように、「最近の投稿」画面で、掲示板内の画像や冒頭の文章などを露出する「フィード型」の表示方法に切り替えられるようにした。管理者画面で、同表示機能の有効・無効を設定可能である。
クラウドストレージについては、メールに添付したファイルをワンタイムパスワード方式で安全に共有可能にする機能を追加。PPAPの回避に利用できる。
検索機能も強化し、OCRにより、画像やPDFファイル内のテキストも検索可能にした。探したい情報に迅速にアクセスし、資料の確認・共有を効率的に行えるようになった。クラウドストレージのアプリでは、文書をカメラでスキャンし、PDFまたはJPG形式で保存できる(画面3)。
画面3:クラウドストレージアプリの利用画面(出典:LINE WORKS)拡大画像表示
LINE WORKS / グループウェア / スマートフォン / LINE
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