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ネットワンパートナーズ、IT/OT統合ゼロトラスト基盤「Xage」を販売、既存設備を変えずにアクセス管理

セキュアリモートアクセスや特権アクセス管理を統合し、AI環境も保護

2026年3月3日(火)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

ネットワンパートナーズは2026年2月26日、米Xage Securityが提供するIT/OTの統合ゼロトラストセキュリティプラットフォーム「Xage(ゼージ)」の国内販売を開始すると発表した。製造業や重要インフラ分野において高まるゼロトラストセキュリティの需要に対応し、既存の設備環境を変更することなくセキュアなアクセス管理を実現する。

 ネットワンパートナーズが販売開始する「Xage(ゼージ)」は、米Xage SecurityのIT/OT統合ゼロトラストセキュリティプラットフォームである。製造業や重要インフラ分野に向けて、IoT、IoMT、OT、IT、クラウドにまたがるあらゆるユーザーや資産、データに対して、統合的なアイデンティティ(ID)管理とアクセス制御を提供する(図1)。

図1:OT機器へのアクセスをIDベースで制御するゼロトラスト製品「Xage」の概要(出典:ネットワンパートナーズ)
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 アクセス制御の仕組みとして、セキュアリモートアクセス(SRA)、特権アクセス管理(PAM)、ゼロトラストセグメンテーション、資産保護の機能を統合している。VPNや踏み台サーバー、VDI、リバースプロキシといった従来型のリモートアクセス手法をXageにリプレースすることで、運用コストを大幅に削減しつつセキュリティ管理を簡素化できる。

 特徴は、Level 1(基本制御)やLevel 2(監視制御)といった産業用コントロールシステム(ICS)のネットワーク層に対してもゼロトラストモデルを適用できること。2000を超える産業用プロトコルに対応しており、既存の設備やネットワーク構成を変更することなく導入できる。管理が容易で、最短1日での導入が可能だとしている。

 Xageを導入することで、アイデンティティに基づいた細かなアクセス制御(マイクロセグメンテーション)が可能になる。これにより、万が一のランサムウェア感染や内部不正が発生した際にも、システム間での被害の横展開(ラテラルムーブメント)を防止する。以下の4つのコンポーネントで構成する。

  • Xage Node:Xageの中核としてサイト間の認証・中継を担う。セキュアトンネルを形成し、アクセスやデータ転送をプロキシ中継する。これにより、個々のホストにエージェントをインストールすることなくマイクロセグメンテーションを実現する。また、既存のファイアウォールやネットワーク構成を変更せずに導入できる。
  • Xage Manager:管理コンソールであり、セキュリティポリシーの定義と集中管理を担う。
  • Xage Broker:ID情報を管理するディレクトリサービス(LDAP/ActiveDirectory)と連携し、これらのID情報をManagerとNodeに同期する。
  • Xage Enforcement Point:デバイスの手前にインラインで配置されOTデバイスへのアクセスを制御する。ユーザーIDやデバイスIDをベースにポリシーで通信を許可・拒否するOTファイアウォールとして機能する。OTデバイス向けに2000を超える産業用プロトコルをサポートする。

AI環境や自律システムの保護にも対応

 Xageは、ユーザーやデバイス間のアクセス制御にとどまらず、ワークロードや機械、AIモデル、データパイプライン、自律システム間のやり取りに対しても安全性を保証する。これにより、企業はIT、OT、AIが融合する複雑な環境下においても、サイバーリスクを低減しつつ安心してDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できるとしている。

 ネットワンパートナーズはXageの販売を通じて、製造現場や重要インフラ市場におけるOTセキュリティの強化を支援する。今後はパートナー企業と連携し、AI駆動型の運用やグローバル展開を視野に入れながら、大規模環境でも高い性能とセキュリティレベルを維持できるゼロトラスト基盤として展開していく方針である。

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