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サイオステクノロジー、分散DB「SingleStore」を販売、OLTPとOLAPを単一プラットフォームで同時処理

トランザクション処理、分析、ベクトル検索を単一のプラットフォームに統合

2026年3月13日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

サイオステクノロジーは2026年3月11日、米SingleStoreとの販売代理店契約に基づき、同社のMySQL互換分散型データベース「SingleStore」を販売開始した。ライセンスの販売に加え、導入支援から運用コンサルティングまで一貫して提供し、ユーザー企業のデータ活用とAI実装を技術面からサポートする。

 サイオステクノロジーが販売を開始する「SingleStore」は、MySQL互換の分散型データベースである。ノード追加によって容量・性能が向上する水平方向のスケーラビリティを備えている。

 データのトランザクション処理、分析処理、検索をリアルタイムで行うデータプラットフォームの構築を可能にする。オンプレミス、各種パブリッククラウド(AWS、Google Cloud、Microsoft Azure)、ハイブリッド環境のいずれにも対応している(図1関連記事RAG対応の分散型データベース「SingleStore」、日本で提供開始)。

図1:SingleStoreのシステム構成イメージ(出典:サイオステクノロジー)
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 特徴は、独自技術「Universal Storage」により、データの書き込み(OLTP)と分析処理(OLAP)を単一のプラットフォームで同時に処理する「HTAP(Hybrid Transaction/Analytical Processing)」を実現すること。データの重複管理や異なるデータソースからデータを集めて整形するETL(抽出/変換/読み込み)処理が不要になり、分析対象データの鮮度を高く保つことが可能である。

 標準ではOLAP向けのカラムストア型データベースとして動作し、データをストレージに保存する。これと同時にインメモリーで動作するローストアを併設しており、単一行の挿入・更新などのOLTPを高速に処理する。新しいデータはローストアに書き込み、定期的にカラムストアにマージする。サイオステクノロジーによると、従来のデータベースと比較して10〜100倍の高速化をうたい、ペタバイト級のデータ量であってもミリ秒単位の応答速度を維持するとしている。

 また、生成AIを用いたアプリケーション開発に向けた機能として、テキストや画像の「意味(類似度)」を検索するベクトルデータベース機能を標準で実装している。別途専用のデータベースを用意することなく、企業内のデータをナレッジにしたRAG(検索拡張生成)アプリケーションをシンプルかつセキュアに構築できる。

 さらに、MySQLワイヤプロトコルに準拠しており、現在使用しているBIツールやドライバーをそのまま利用可能で、既存のSQLスキルを活かして即座に開発・運用を開始できる。

 SingleStoreを国内販売する背景として、サイオステクノロジーは、AIの活用にあたっては、参照するデータの鮮度や正確さが重要であることと、ただし従来の環境ではトランザクション用、分析用、AI用のベクトルデータなどが複数のシステムに分散して運用されるのが一般的であり、最新の状況を即座にAIへ反映させることが困難なことを挙げる。

 課題を解決するため、同社の既存サービス「API・AIエコシステムデザインソリューション」とSingleStoreを組み合わせて、SingleStoreの導入から、API連携、AIアプリケーション開発支援までワンストップで提供する。これにより、データのサイロ化を解消し、リアルタイムデータに基づく迅速な意思決定とAIサービスの構築を緊密に支援するとしている。

関連キーワード

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