[新製品・サービス]
企業の機密データをAIで棚卸し・可視化・自動分類する「DSPM導入支援サービス」─三井物産セキュアディレクション
2026年3月27日(金)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)
三井物産セキュアディレクション(MBSD)は2026年3月26日、「データセキュリティ(DSPM)導入支援サービス」を同年4月1日から提供すると発表した。生成AIを活用したマクニカのデータ分類ツール「Data X-Ray」(開発元:英Ohalo)を活用して、企業内に散在するデータを棚卸しして分類する。現状分析・文書管理規程の策定から、分類カテゴリー・ルールの作成、機密データの棚卸し・可視化・自動分類の実装まで、DSPM(データセキュリティ動態管理)への取り組みをワンストップで支援する。
三井物産セキュアディレクション(MBSD)の「データセキュリティ(DSPM)導入支援サービス」は、企業内に散在するデータを棚卸しして分類するサービスである。
マクニカが提供する、生成AIを活用したデータ分類ツール「Data X-Ray」(開発元:英Ohalo)を利用する。同ツールがオンプレミスのファイルサーバーやクラウドストレージ(SharePoint、OneDriveなど)を横断的にスキャンし、分散した非構造化データを可視化・分類する。正規表現や辞書マッチングに加え、生成AIによる文脈解析やOCR(光学文字認識)を用いて、従来識別が困難だった情報も分類できるとしている。
サービス投入の背景として、企業において、機密データがオンプレミスのファイルサーバーからクラウドまで各所に分散している状況を挙げる。MBSDは「Office文書ファイルやテキスト情報など、企業データの約90%を占める非構造化データは作成や複製が容易である一方、『社内のどこに、どのような機密情報があるか』を正確に把握しにくい」と指摘する。
「そうした中で、データそのものに着目してリスクを評価するDSPM(Data Security Posture Management:データセキュリティ動態管理)の考え方に注目が集まっているが、データを正確に識別するData Classification(データ分類・ラベリング)が取り組みのボトルネックになっている。DSPMの導入にあたっては、『何を機密・重要情報と定めるか』を整理したうえで、『どこにどのようなデータが存在しているか』を把握することが不可欠である」(同社)
図1:「データセキュリティ(DSPM)導入支援サービス」における支援内容(出典:三井物産セキュアディレクション)拡大画像表示
DSPM導入支援サービスは、以下に示す、現状分析・文書管理規程の策定から、分類カテゴリー・ルールの作成、機密データの棚卸し・可視化・自動分類の実装までをワンストップで支援する(図1)。
- 現状分析・規程策定支援:DSPMの導入を検討しているものの、情報の取り扱いに関する規程が未整備の企業に対し、データの利用状況や運用実態をヒアリング。そのうえで、DSPM導入の前提となる文書管理規程などの社内規程策定を支援する。
- 分類カテゴリー・ルール作成支援:整備済みの文書管理規程などの社内規程を基に、Data X-Rayを活用したData Classificationを前提に、具体的な分類カテゴリー・ルールの作成を支援する。
- データ可視化・分類・ラベル連携:オンプレミス環境からクラウドまで、社内に散在するデータをスキャンし、機密情報を含む全データを棚卸し・可視化する。続いて、棚卸し・可視化したデータに対し、分類カテゴリ・ルールに基づいて機密情報を分類する。さらに、得られた分類結果をMicrosoft Purviewの秘密度ラベルと連携させる設計・設定を支援する。
なお同社は、新サービスとは別に、データガバナンス/セキュリティツール「Microsoft Purview」の活用支援サービスを提供している。データ分類の結果をPurviewと連携させることで、機密データに対するアラート監視やインシデント対応といったアクションにつなげられる。
三井物産セキュアディレクション / データガバナンス / DSPM / 文書管理 / マクニカ
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



